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イギリスの学校制度

学校を休むべきかどうか

 もうすぐ12月。ここ数週間は、一気に気温が下がったかと思えば、暖かい日もあり、体調を崩してしまう子どもも多くいます。私が勤務している学校でも、あるクラスは30人のうち9人お休みという日が3日間続きました。30%の子ども …

紙と鉛筆以外の「書く」ための小道具

イギリスの小学校で働くようになり、日本との違いに驚いたり、感心したりすることはたくさんあります。こちらにちょこちょこと書いておりますが、教科書がない、個々の机がない、子どもが授業中に出入りするなどなど・・・本当にたくさん …

2015年の Primary, Secondary School の申込み

イギリスでは Primary School と Secondary School に入学する際、自分で希望校を選んで申し込みをしなければなりません。イギリス全土でこの申し込み受付が開始されています。来年 2015 年度に …

新年度が始まります

イギリスでは9月からが新年度。新しい一年の始まりです。(この学年度のことを academic year と言います。) まず、Primary school (小学校:Reception, Key Stage 1 &amp …

reception (4-5歳児)の子どもたちの評価方法

前回「5歳からの義務教育:イギリスは5歳から義務教育」で、イギリスの4,5歳児(レセプション)について伝えました。今回は、義務教育となった場合、目標や評価はどうしたらいいのか、という点に焦点を当てて、イギリスでのrece …

5歳からの義務教育:イギリスは5歳から義務教育

「義務教育5歳から」検討 再生会議、実現には壁 2014/6/5 1:42 記事保存 政府の教育再生実行会議が「6・3・3・4」制の学制改革に関する提言に向け、素案をまとめたことが4日、関係者への取材で分かった。義務教育 …

SATs が始まりました

Key Stage 1 と Key Stage 2 の最終学年に、どのくらいそのキーステージで学習内容を習得したかを測るテストが行われます。これをSATs (Standard Assessment Tests)  と言い …

2014年に指導要領が変わります

2014年9月からイギリスの National Curriculum (指導要領) が新しくなります。2013年2月にその草案が出され、4月13日に国民から意見の聴取を締め切りました。 詳しくは Department f …

Who’s who:学校で働く人たち

そう言えば、学校にどんな人たちが働いているか紹介していませんでしたね。 学校によっては先生やサポートスタッフの名称が違うことがありますので、お子さんが通う学校のホームページで “Who’s who …

人事異動

子どもの学校生活には直接関係ありませんが、日本では人事異動の季節になり、先生の異動も気になるところだと思うので、今日はイギリスの学校での人事についてのお話し。 日本では教員は公務員なので、異動に関しては自分の意志で行うこ …

Gifted & Talented:ギフティッド & タレンティッド

イギリスでは、「個」の教育を重視するということに関しては、以前から何度も書いてきています。特別な支援を必要とする子に対しては、一対一のサポートをつけたり(特別教育支援)、特別支援学級に子どもを在籍させるのではなく通常学級 …

雪の日の休校

ここ数年、一年に一回は大雪に見舞われるイギリスです。大雪といっても、10cm前後の積雪です。 しかし、雪に慣れていないイギリス人にはまず、道路や交通機関に大きな影響が出ます。そうなると、イギリスでは10歳くらいまでは親が …

学校の決め方:編入

日本から渡英される方には、このブログでも住所が決まらない限りは学校を決めることができないとお伝えしてきました。日本と同様、イギリスにも校区 (catchment area または designated area:キャッチ …

Special Educational Needs:特別教育支援

日本からイギリスの学校に転校する。イギリスのプレスクールから小学校に行く。・・・ただでさえ学校の制度が日本と違っていて大変なのに、お子さんに「特別な支援」が必要な場合のご心配は相当だと思われます。 学校で行われる支援につ …

学校の決め方:新規入学

学校を決めると一言で言っても、 ・プライマリーやセカンダリーに新規入学をする場合 ・転入をする場合 とあります。 今日は「新規入学」についてお話をします。 数年前までは各学校が新規入学生や転入生の手続きをしていましたが、 …

インクルージョン

日本ではまだ馴染みのない言葉 “inclusion:インクルージョン“。 “include:含める” という動詞の名詞となっている単語です。 インクルージョンを日本語に訳す …

学校は定員制

日本では絶対に考えられないのが、state school(公立の学校)も定員制ということ。 基本的に、子どもは自分が住んでいる catchment area(学区)の学校に通います。しかし、各学校は ● 一クラス 30 …

個々の机がない

私が日本で教員をしていた時、学期初めには子どもたちの体にあった机といすを選んでいました。やはり机は自分の体に合っていないと、姿勢も悪くなってしまうので、これはとても大切なことなんです。 が、イギリスへ来て「え~~~」と驚 …

教科書がない

日本と違うことはたくさんあるのですが、まず驚くのが 教科書がない ということ。 じゃ、どうやって授業を行うの?と不思議に思いますよね。 一クラスに 30 人子どもがいるのですが、みんながみんな同じように授業内容を理解して …

セカンダリースクール

前回の「学校の種類」の記事に、B&Jさんからとても有益なコメントをいただきました。 このブログでは私自身提供できる情報がプライマリーに限られてしまいますので、こうしたセカンダリーの情報をいただけてありがたい限り …

学校の種類

イギリスの学校には日本と同様、 – 公立学校 – 私立学校 があります。 (1) 公立 state school (スティト スクール:注) 日本と同様、Local Education Autho …

report:通知表

日本では学期末の終業式にに必ず渡される通知表。イギリスでは report (レポート) といいます。 イギリスの学校では、通知表は1年に1回、年度末にあたる7月に手渡されます。それも、学校終了1週間前~2週間前に子どもに …

SATs:Year 6

Year 6 のSATsが、もう行われる時期ですね。 Year 6 では、英語、算数、理科の3教科を受けます。 英語:long writing (長文:物語などを書きます)    short writing (短文:リー …

SATs:Year 2

Year 2 では、英語と算数の2教科のみテストを受けます。 まず英語では、 spelling スペリング、 short writing ショートライティング (短い作文)、 long writing ロングライティング …

SATs

5月に入ると、Year 2 と Year 6 の子どもたちは SATs (サッツ) というテストを受けなければなりません。これは National Curriculum assessment (ナショナルカリキュラムアセ …

Teaching Assistant とは

日本では聞きなれない Teaching Assistant(または classroom assistant)という仕事がイギリスの学校にはあります。補助教員、または副担任と訳されているようです。日本でも最近は、補助教員の …

いい学校って?

「先に学校を選ぶ?家を決める?」のコメントにも触れたのですが、一つ覚えておいてほしいこと。 日本からいらした方の中には 「イギリス人が多い学校がいい」 と思われる方も多いのでは、と思います。実際、私もイギリスに来たころは …

先に学校を選ぶ?家を決める?

日本から渡英する・イギリスで子どもが就学年齢になる・・・学校を選ばないといけませんね。 「日本にいるうちに学校を決められる?」でも書きましたが、住む場所が決まらないと学校を決めることができません。 イギリスでも日本同様、 …

ご意見をありがとうございました

前回の記事『みなさんのご意見をお願いします』では、たくさんのご意見をありがとうございました。 A さんもとても参考になったそうで、 現実をこの段階で知ることができるのは、ある意味良いことだと思います。 マイナス点を充分理 …

みなさんのご意見をお願いします

今日はみなさんからのご意見をおねがいします。 以前から、「主人のイギリス出向が決まり、子どもを連れていこうか悩んでいます」というコメントをいただいています。私も、「子どもを連れてイギリスへ来ること」でも紹介したのですが、 …