新年度が始まります

イギリスでは9月からが新年度。新しい一年の始まりです。(この学年度のことを academic year と言います。)

まず、Primary school (小学校:Reception, Key Stage 1 & 2 詳しくは Key Stage とは) は、「Reception の子どもと Key Stage 1 の子どもたちが通う学校」、「Reception から Key Stage 2 までの子どもたちが通う学校」に分かれています(地域によってはその区分も違うので、ご注意ください)。
Reception に入学する子どもたちは、学校が始まったからと言って、すぐには登校するとは限りません。学校によっては、最初の1週間で家庭訪問を行い、その後、年齢別(9-12月生まれ、1-3月生まれ、4-8月生まれ)に1週間ずつ学校に通うようにします。また、ある学校では全員午前中のみ登校し、午後は家庭訪問、ということもあるようです。
こうした情報は、新年度が始まる前に学校からお手紙等で連絡が行っているはずですので、ご確認ください。もしそうした情報が何もないようでしたら、お子さんが通う予定の小学校にご連絡ください。

Reception以外の子どもたちは、新学期が始まると一斉に学校がスタート。初日から一日授業です。日本のように半日で帰宅・・ということはありません。

Secondary school (中等学校:日本の中学校と高校の途中までにあたる Key Stage 3&4。Sixth form が併設されている学校もある) では、初日は初めて学校に登校する Year 7 と sixth form の Year 12 の生徒だけが登校することが多いようです。ただ、これも学校によって違うようですので、ご確認くださいね。

さて、イギリスでは先生たちの研修が義務付けられており、年間5日間、校内研修を行います。この研修日をinset day (IN-Service Training Day)  といい、学校が独自にその日程を決めます。子どもたちはこの研修日には登校しません。
学校によっては夏休みの終了後にこの研修日を5日間まとめて取ってしまう学校もあり、そうすると、子どもたちにとっては夏休みが5日間+されるわけです。
学校によっては、夏休み後は1日の研修にし、その後、ハーフタームと冬休み、春休みにそれぞれ一日ずつ研修をくっつけるということもあります。
よく、自分の子どもが通う学校はもう始まったのに、なぜほかの子が通う学校はまだ夏休み・・・?と不思議がっている方もいらっしゃいますが、こういう理由なのです。

ちなみに大学は9月終わりから開始するようですね。

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