はじめに – イギリスの学校 –

はじめに

日本とイギリスの教育現場に身をおいて、気がつけば 20 年を大きく超える時間が経ち、公教育で教える側としては次のような経験を積んできました。

●日本の小学校・・・通常学級、特別支援学級(当時は特殊学級)

●イギリスの Pre-School・・・Voluntary Staff、Play Assistant

●イギリスの Primary School・・・Language Assistant、EMASS staff、SEN support Staff

●イギリスの市営成人学級・・・日本語教師

これらに加え、学ぶ側として、あるいはプライベートの指導についても、日英双方の教育の場を多数経験してきました。

こうしたさまざまな経験を通じ日本とイギリスの学校教育システムの違いを目の当たりにしてきましたが、今でも学校の仕組みや授業などで日本との違いに驚くことが多々あります。ましてや転勤などでイギリスに転居してきたばかりの子どもたちやお母さんたちの視点から見れば、わけの分からないことばかりかと想像されます。

今まで何百人という単位の日本人の子どもたち、それからお母さんたちをサポートしてきた中で、みなさんが持っている不安や悩み、心配事を少しでも和らげることができたら・・・。そのためには日本とイギリスの学校や教育の違いや共通点などいろいろなことを知ってもらえたら・・・。そういう思いからこの「イギリスの学校」というブログを立ち上げ、学ぶ側からだけでなく教える側から見た日本とイギリスの教育の違いなどについての情報発信を行うことにしました。お母さんたち、それから子どもたちのために、ここに書かれた情報が活用されればと思っています。

ご質問もお待ちしています!

そういった理由で始めたブログですので、ご質問をいただければ学校の先生やスタッフに直接聞いたり、調べたりして、私に答えられる範囲でお答えしていきたいと思っています。もちろん、イギリスで実際にお子さんを学校に通わせてみえる方の貴重なご意見、大歓迎です!

ただし、私自身、プライマリー (小学校) での勤務経験しかないため、セカンダリー (中学・高校) や 6th form に関しては残念ながらお答えすることができません。GCSE、Aレベル、国際バカロレア資格などの資格取得、日本の大学受験に関する条件、帰国子女に関する問い合わせなどをいただいても、一切お答え致しかねますのでご了承ください。

学校選びに関しては、直接ご自分で学校へお問い合わせいただくことをお勧めします。ほとんどの学校はホームページもあり、メールでのやりとりを行うこともできますので、電話での会話に自信がなくても問い合わせはできると思います。

また、学校を選ぶ一つの基準としてOfSTED (非政府機関の学校基準局) のサイトも覗いてみてはいかがでしょうか。具体的な学校情報の取得にはお勧めです。