山下桂世子のトレーニング概要
(2024 年 5 月時点)
ジョリーフォニックス総合トレーニングについて
山下桂世子の「ジョリーフォニックス総合トレーニング」は、
●英語の指導が初めての方からベテランの方まで
●英語が苦手な方から得意な方まで
●極力英語を避けてきた方から英語にどっぷり浸かった方まで
●フォニックスって何?という方からすでにジョリーフォニックスで教えているという方まで
●高校生の方から還暦をかなり過ぎた方まで
●趣味で学ぶ方から公教育で教える先生まで
いろいろな方に受講いただいていますが、みなさん
「すごく分かりやすかった」
「目からうろこがボロボロ!」
「楽しかった!」
「感動して最後は涙が止まりませんでした」
「受講前は長い日程だと思っていましたが、あっという間でした!もう終わっちゃうの?と悲しくなりました」
「こんな教え方、子供の頃に受けたかった!」
「受講して本当に良かった」
「すぐ教えてみたい」
「このトレーニングは何度も受講したくなります」
「学ぶっていうことが本当に楽しく思えました」
などとおっしゃっていただいています。
英語話者にも非英語話者にも、子どもにも大人にも、学習障害を持つ人にも持たない人にも、個人にもグループにも公立の小学校のクラスにも、さまざまな生徒さんたちへの 25 年以上のジョリーフォニックスの指導経験を元に、また納得いかない点や理解できない点はとことんまでジョリーフォニックスの生みの親である著者や出版社の社長、それから他のトレーナーや先生方から生徒や児童にも話を聞き、理解を深めながら、そこで得た知見をトレーニングでみなさんにお渡しできればと思っています。といっても「Jolly」ですから、やっぱり楽しくなくちゃ!
山下桂世子の「ジョリーフォニックス総合トレーニング」は Part 1, 2, 3 の 3 つで 1 セットとなっています。通常 4 日間のトレーニングで、概要は以下の通りです。(以前オフラインで開催していた際には、ほぼ同様の内容を 2 日間で行っていました。)
※英語が好き・嫌い、英語が得意・苦手、発音が上手・下手、英語テストが高得点・低スコア、などは特に関係ありません。募集要項やサービス利用規約の内容をお守りいただける方であればどなたでも!
●Part 1 前半:1 日目(約 4.5~5 時間)
フォニックス、シンセティック・フォニックス、ジョリーフォニックスとは何か?日本の小学校での国語の指導と比較しながら、また日本語と英語の構造を比較しながら、英語の読み書き指導について理解していきます。
その上で、Part 1 の前半(1 日目)では、ジョリーフォニックスの指導法の最初の 1/3 の部分にあたる『英語の 42 音』とその『基本の綴り(文字)』について丁寧に見ていきます。特にこの日は初めて触れる「ジョリーフォニックスの指導法」を理解するためにも、定形の授業の流れと、ブレンディング(音同士をくっつける操作→読む力)にフォーカスして学習します。
●Part 1 後半:2 日目(約 4.5~5 時間)
1 日目に続いて、ジョリーフォニックスの指導法の最初の 1/3 の部分にあたる『英語の 42 音』とその『基本の綴り(文字)』の残りの部分について、実際の指導体験を行ったりしながら学んでいきます。この 2 日目は、今度はセグメンティング(音を音素に分解する操作→書く力)にフォーカスします。
その後、最初の 1 年で学ぶ「ひっかけ単語」とは何なのか、どのような指導法で子どもたちに定着させていくのかを学びます。
この Part 1 の前半・後半を通じて、日本語版「はじめてのジョリーフォニックス」を使った指導法を(頭で)理解していくことになります。
●Part 2&3 前半:3 日目(約 4.5~5 時間)
ジョリーフォニックスの残り 2/3 の部分となる『同音異綴り』『ひっかけ単語』の指導内容・指導方法について学びます。Part 1 が日本語版「はじめてのジョリーフォニックス」の指導内容についての学習でしたが、Part 2 は日本語版「はじめてのジョリーフォニックス 2」の指導内容を学ぶことになります。
このセッションでは 2 年間分の指導内容について「どのような内容を指導していくのか」という視点で解説していきます。ボリュームが多いので頭がいっぱいになりがちですが、実際の指導では日本語版のティーチャーズブックを前から順に指導していくだけなので、ポイントを把握することにフォーカスしてなるべく「ガッテン」できるものを持ち帰っていただくということに集中して受講されることをお勧めしています。中学・高校で英語の綴りが習得できない生徒への支援方法のヒントが得られるセッションでもあります。
また Part 2 の最終部分として Decodable Books について学びます。ジョリーフォニックス学習の進行度合いに応じた『身につけたフォニックスの技能で子ども自身が自分で読める本』なのですが、その内容や使い方を紹介しています。この部分のみ 20 分間程度の動画で提供されますので、トレーニング終了まで各自視聴いただくことになっています。
ここまでの Part 1+Part 2 まででジョリーフォニックスでの指導の全体像が(机上で)把握できることになります。
●Part 2&3 後半:4 日目(約 4.5~5 時間)
最終日の Part 2&3 後半では、3 日間の Part 1,2 で「わかったつもり」「指導できるつもり」になる方がとても多いのですが、その「つもり」をなくしていきます。
ジョリーフォニックスの特徴の「多感覚」「体系的」「子ども主体」。これらの本当の意味は何なのか?実際のレッスンにどう取り入れていくのか?トレーナー自身が実際に公立小学校に導入を行った際のビデオを見ながら、レッスンの流れとポイントを再確認します。
その上で、実際に(トレーニングでは省略しますが、指導案を作成→)デモレッスンの実施→フィードバックの実行という一連の実技を通じ、体験から具体的に学びます。ここまでやって初めて指導方法の理解と実践を行ったことになります。
そしてここから総仕上げです。さまざまな子どもたち、特別な支援が必要な子どもたちの事例などを通じ、
– ジョリーフォニックスの効果的な指導に「多感覚」がなぜ重要&必要なのか
– なぜクラスの中のいわゆる「できない子」にも有効なのか
– 「できない」というのはどういうことなのか
– そもそも指導者に求められている「サポート」とは一体何なのか
そういったことを深く理解していきます。ここを理解することで、はじめてジョリーフォニックスの特徴の意味がストンと腑に落ち、納得いただけるものと思います。
当トレーニングには 2 回以上繰り返し受講(推奨受講回数は 2 回以上です)くださっているリピート受講者の方も毎回たくさんいらっしゃいますので、休憩時間や質問の時間、またはグループセッションなどを通じて、そういった方からのお話も多々聞けるのも魅力だと思います。
ジョリーグラマートレーニングについて
『ジョリーフォニックス』で英語の読み書きの基礎を身につけたら、次は『ジョリーグラマー』です。こちらは山下桂世子の「ジョリーフォニックス総合トレーニング」を受講済みの方に受講いただいていますが、みなさん
「すごく分かりやすかった」
「ジョリーフォニックスの指導からの継続がよくわかりました」
「楽しかった!」
「こういうやり方だったら飽きない!」
「アクティビティーが多くて楽しかった!」
「受講して良かった」
「実践してみて、またリピート受講します!」
などという声を伺っています。
山下桂世子の「ジョリーグラマートレーニング」では、ジョリーグラマーの指導内容を「スペリング(綴り)」と「グラマー(文法)」という大きな 2 つの軸に分け、どのようにジョリーフォニックスから指導を継続していくのか、その全体像を見通しながら学んでいきます。
現地の子どもたちが 6 年間で学習するジョリーグラマー 1~6 の 6 つの段階のうち、山下桂世子の「ジョリーグラマートレーニング」では最初の 2 年分となるジョリーグラマー 1、2 を取り上げ、それぞれ 1 日ずつ(オンラインでは 2 日ずつ)のトレーニングとして開催しています。概要は下記のとおりです。
●ジョリーグラマー 1:1 日(7~8 時間)(オンラインでは同様の内容を 2 日間で行います。)
ジョリーフォニックスの習得後、最初の段階となるジョリーグラマー 1 に進みます。ここでは、大きく 2 つの部分に分けて指導していきます。
※山下桂世子のジョリーフォニックス総合トレーニング Part 1,2,3 受講済みの方のみ受講いただけます。
1. Spelling(綴り)の部
ジョリーフォニックスで身に付けた「文字(綴り)と音の関係」=フォニックスの技能を、繰り返し復習し確実に身に付けていきます。ジョリーグラマー 1 ではジョリーフォニックスで学習した 42 音のうち「ダイグラフ」を復習し、同音異綴りとして hop over e などをディクテーションや作文を通して復習します。ポイントは「系統立った綴りの指導」です。
・Jolly Phonics Student (Pupil) Book で指導した技能の強化
・過去に習ったフォニックスの復習
・フォニックスの知識の拡張
2. Grammar(文法)の部
ジョリーグラマーの名前の通り「グラマー」(文法)。小さな子供たちにもわかりやすく学べるよう考え抜かれたジョリーグラマーの教材を使って、英語の『ことばのきまり』を学んでいきます。その時点までに習ったことに新しいことを少しずつ積み重ねていきながらグラマーを楽しく身に付けていくことができます。
◆グラマーの基礎
・品詞(名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞)
・単数
・複数
・一人称、二人称、三人称
・現在形、過去形(edを使って)、未来
◆子どもの語彙と理解力を伸ばす
・アルファベット
・辞書
・compound words
●ジョリーグラマー 2:1 日(7~8 時間)(オンラインでは同様の内容を 2 日間で行います。)
ジョリーグラマー 1 が終わったら、次はジョリーグラマー 2 に進みます。ここでも、大きく 2 つの部分に分けて指導を行っていきます。
※山下桂世子のジョリーグラマー 1 トレーニング受講済みの方のみ受講いただけます。
1. Spelling(綴り)の部
ジョリーグラマー 2 ではジョリーフォニックスで学習した同音異綴りを復習しながら、新しいスペリングも学習していきます。ここでもポイントは「系統立った綴りの指導」です。
・新出の綴り
・ひっかけ単語
2. Grammar(文法)の部
ジョリーグラマー 1 で身に付けた英語の『ことばのきまり』の上に、さらに文法の知識を培い、しっかりと理解を深めていきます。
・新出の品詞(前置詞、接続詞)
・比較・最大級
・句読点(アポストロフィー、コンマ)
・文(品詞分け、proofreading:文の校正など)
・prefixes(接頭詞)、suffixes(接尾詞)
これに加えて更に、ジョリーグラマー 3~6 の内容にも触れていきます。
どんな順番で受講すればいい?
【推奨順序】
次の順序での受講が一番わかり易いかなと思います。
1) ジョリーフォニックス総合トレーニング(初回)
2) ジョリーフォニックス総合トレーニング(再受講)
3) ジョリーグラマー 1 トレーニング
4) ジョリーグラマー 2 トレーニング
ポイントは 1) 2) というように 2 セット受講することです。「2 回受講して意味あるの?」という方もいらっしゃいますが、逆に「1 回でどれだけ身につくのか?」と自分に問いかけてみてください。ジョリーフォニックス総合トレーニングは読み書きの基礎の指導方法で、3 年分の指導内容が詰まっています。ここを複数回、できれば 3 回、4 回と自分ですべて腑に落ちるまで何度も受講することで、自分の思い込みをなくし、指導の技能を身につけていくことにつながっていくと考えています。ここをしっかりと身につけると、ジョリーグラマーに進んだ際も迷わず指導できるようになっていくと思います。
また毎回受講いただいたみなさんのようすや受講中のご質問などを参考にしたり、最新の知見や新規教材などの各種情報も取り入れたりしながら、トレーニングの内容はどんどんと改善・改良されていきます。前回なかった内容が追加されたり、新たな事例が入ったり、わかりやすい説明に変わったり・・・。これに加えて、初回受講で聞き漏らしたこと、忘れていたこと、間違って理解していたこと、自己流になってしまっていたことなどなど、再受講で得られたり気づいたりすることは膨大な量になると思っています。
もちろん再受講せずにグラマーのトレーニングに進んでも構わないと思います。ただし、ジョリーフォニックスの指導内容があやふやなまま受講すると、先の見通しは建てられるようになるかもしれませんが、やっぱりジョリーグラマーの指導も自己流のものになっていきやすいものです。一定期間内の再受講は格安の価格設定にしてありますので、再受講してしっかり理解することをぜひご検討いただければ嬉しいです。
【再受講について】
募集に条件がついていることもありますが、公示されているトレーニングのうち、必要なものを再受講いただけます。
●前回の受講でご理解いただけなかった点がある
●もう一回受けてもっとしっかり深く理解・復習したい
●新たな気づきを得たい
●自分が気づかなかった部分や誤解した部分がないか確認したい
●指導していても子どもにすっと入っていかない – 自分の指導を見直したい
●実際に指導を始めたらわからない部分が出てきた
●指導していても子どもにすっと入っていかないので、自分の指導を見直したい
など目的はさまざまです。ご自身の理解度、指導の需要などに応じて再受講をご検討ください。
リピート受講の大幅値引きもありますので、是非とも繰り返し受講いただき、ジョリーフォニックス、シンセティック・フォニックス、フォニックス、ジョリーグラマーのご理解を深めていただきたいと思います。
ただし、ジョリーフォニックス総合トレーニングの二回目の受講は再度 Part 1,2,3 を通しで受講されることを強くお勧めしています。これまでの受講者の多くの方からも、二回目の受講で得られた部分が本当に大きかった旨のお声をいただいています。このトレーニングで「わかったつもり」をなくすには最低二回の受講が必要ともおっしゃる方も多数いらっしゃいますので、ご参考になればと思います。