SATs:Year 2

Year 2 では、英語と算数の2教科のみテストを受けます。
まず英語では、
spelling スペリング
short writing ショートライティング (短い作文)、
long writing ロングライティング(長文)、
comprehension コンプレヘンション(読解)、
handwriting ハンドライティング (筆記体) のテストがあります。
・スペリングは簡単なものでは、CVC (but, cat などのように子音-母音-子音の単語)、フォニックスをもとにしたもの (kick, window, arm など)、難しくなると basket (←この単語、「バスケット」とは発音せず、「バスキット」というような音なので、ket の部分が書けないのです)、banana (日本人には簡単なスペルですが、子音・母音・子音・母音・子音・母音という音の組合せが英単語ではまれなため、スペルが難しいのです) など、フォニックス以外の知識も必要になります。
・ショートライティングは、instruction インストラクション (説明書、レシピなど) を書きます。
・ロングライティングは、story (物語)。たいてい、先生が物語の最初の部分を読み、その続きを書くパターンが多いようです。これは、イマジネーションも求められますが、物語がきちんと「はじめ、なか、おわり」の段落ごとに書かれていることが重要なポイントになります。
・コンプレヘンションは、2種類の話 (物語と説明文) を読み、各設問に答えていく問題です。
・筆記体、と聞いて、驚かれるかもしれませんが、日本の中学校では廃止になった筆記体なのですが、イギリスではきちんと習います。cursive と言われるもので、日本で習った筆記体ほどくねくね?していません。
算数は、総合問題メンタルマス (耳で問題を聞いて、暗算で答えを求めるもの) のテストがあります。
内容?・・・計算から図形、時計、文章問題、距離、重さ、分数などなど盛りだくさん。今まで、私のこのブログでいろんな文章問題を紹介してきましたが、そういったものもかなり出されます。
イギリスの算数では、「どうやって問題を解くか」というところにポイントが置かれているため、SATsでも、たとえ答えが間違っていても、解き方があっていればポイントをもらえるものも多くあります。
これだけ盛りだくさんの内容を数日で行うのは Year 2 の子どもにはとても無理です。そのため、テストは1日の内1時間だけテスト、という感じで、3~4週間にかけて行われるようです。

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