雪の日の休校

ここ数年、一年に一回は大雪に見舞われるイギリスです。大雪といっても、10cm前後の積雪です。
しかし、雪に慣れていないイギリス人にはまず、道路や交通機関に大きな影響が出ます。そうなると、イギリスでは10歳くらいまでは親が学校に送り迎えをする関係で、雪が積もり出すと、親から
「子どもを迎えに行ってもいいですか。」
「何時に学校を閉めますか。」
という電話がかかってきます。特に、車で送り迎えをしなければいけない親にしてみたら、はらはら一大事なんでしょうね。
まず、雪によって休校、または早目に学校を閉める場合の判断は各学校に任されています。
(昨日の雪では、私が勤務する学校では午前10時半に親に迎えに来るように連絡をしましたが、違う学校では休校にせずに通常通りの下校でした。)
学校は休校を決めると、親に parent mail (学校によって呼び方は違います) といい、email や Text など、学校に登録している緊急連絡先に一斉に学校が休校になる連絡を送ります。それを受け取った親たちが迎えに来る、という仕組みになっています。(また、学校にホームページが開設されている場合は、そこにも休校のお知らせが出ることもあります。)
しかし、連絡をもらっても中には出先であったり、どうしてもすぐに迎えに行くことができない場合もあると思います。その際は、誰か知人に迎えに行ってもらうか、遅くなる旨を学校に連絡します。知人に行ってもらう場合は、必ず親がその旨、学校に連絡してください。通常、親以外の人が迎えに来る場合、学校にその人の名前を知らせておかなければなりません。(誘拐など防ぐため。)
さて。
親が来るのを待っている間、子どもたちは何をしているかと言うと・・・。
先生やTA (Teaching Assistant:ティーチングアシスタント) は親が迎えに来たら、確実に子どもを親に渡すためチェックをしたり、また先生の中でも遠くに住んでいる場合は帰宅することもあるので、授業はできません。そこで、子どもたちは DVD を観たり、塗り絵をしたり読書をしたり・・・と、教室で過ごしています。もちろん、大人の監視下にありますのでご心配なく。
雪の日などは、いつでも学校からの連絡を取れるようにしておいてください。日本とはこうしたところも違うな~と感じた雪の日でした。

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【カテゴリ:日本と違うこと】ナビゲーション

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