2021 年 7 月 日本への一時帰国 その 4 イギリス帰国
2021 年 7 月 22 日に日本に入国し、あっという間の 1 か月。8 月 23 日にイギリスに帰国しました。今回は 2021 年 7 月 日本への一時帰国の覚書 その 4 です。
イギリスは世界中の国々をコロナウイルスの状況に応じて安全とみなすほうから Green, Amber, Amber +, Red と色分けしています。(8 月終盤では Amber + はもうなくなったかもしれません。)当然、Green の国からはイギリスへの入国制限が緩く、Red の国からは厳しくなるというものです。日本は 2021 年 8 月現在は Amber になっています。しかし、イギリスは比較的頻繁に海外からの入国制限が変わるので、私は何度もイギリス政府のサイトの「Travel abroad from England during coronavirus (COVID-19) (https://www.gov.uk/guidance/travel-abroad-from-england-during-coronavirus-covid-19)」を確認しました。特にイギリスへの帰国間近になって日本の感染者数が激増していたので、「いつ Amber + になるか・・・」と冷や冷やしていました。
私が日本に一時帰国する前の 6 月には、日本からの入国者は
1) コロナウイルス検査の陰性証明書取得
2) イギリス入国後 2 日目と 8 日目の PCR 検査
3) 10 日間の自主隔離
が義務付けられていました。しかし、7 月 19 日にはイギリスで 2 回ワクチン接種を行った人は 8 日目の PCR 検査と自主隔離の免除となったのです。日本でワクチン接種を行った者はこれに当たりませんので、7 月 19 日以降も引き続き、2 日目と 8 日目の検査、10 日間の隔離が必要になります(ただし、早く隔離を終えられる Test to Release (https://www.gov.uk/guidance/coronavirus-covid-19-test-to-release-for-international-travel) があります)。
以下、イギリスで 2 回のワクチン接種を行った人のイギリス入国に際して必要なことを記しておきます。(8 月 23 日時点です。)
① コロナウイルス陰性証明取得
こちらは日本に入国にも必須でしたが、大きな違いは日本入国には入国 72 時間以内の証明書発行に対して、イギリス入国の 3 日前以降のもので OK です。(時間指定ではない。)私はイギリス時間 8 月 23 日(月)にイギリス入国なので、8 月 20 日~23 日の間に取得する必要がありました。
実家近くでどの病院で海外渡航者 PCR 検査をしてくれるのかを調べるサイトとして、私は TeCOT (https://www.tecot.go.jp/) を利用しました。TeCOT 利用アカウントを取得すると、病院の予約から証明書発行(デジタル)まで行えるので便利でした。検査料(37,400 円)支払いは病院で。
8 月 20 日金曜日当日、病院へ行き検査をしてもらいます。翌日 9 時ごろに TeCOT から結果お知らせのメールが届きます。アカウントに入り、証明書をダウンロードします。イギリスはデジタルで OK なので印刷する必要はありません。
焦ったこと)
私は月曜日に日本を発つ飛行機を予約していたので、検査日が金、土、日に限られます。多くの病院は土、日が休みのため、実家近くの病院に問い合わせたら、金曜日はすでに予約がいっぱいとのことで、別の病院を探すのに必死になりました!飛行機はできれば金・土曜日発だと検査を受ける選択日が増えるな~と感じました。
② Day 2 検査の予約
イギリス入国後、2 日以内に PCR 検査をしなければなりません。ただし、病院等へ行く必要はなくホームキットを購入すれば、家で検査が可能です。このキットを購入しておかないと、③ Passenger locator が完了しませんので注意!
Day 2 の検査が行える機関やホームキットの購入期間は政府のサイト「Find a coronavirus (COVID-19) travel test provider if you’re arriving in England (https://www.gov.uk/find-travel-test-provider)」で調べられます。このサイトをみていただくとわかるのですが、値段はピンキリ!とても悩みました(笑)。私はこの中の Testing For All (https://www.testingforall.org/) という会社からキットを購入。48 ポンドでした。
購入後、すぐにメールが送られてきます。ここに「Your booking reference for the passenger locator form」とあり、この番号を③ Passenger locator に記載するのです。
キットはイギリス帰国当日に「今日、キットを送ります」というメールが届き、翌 24 日に届きました。すぐに自分で喉と鼻を棒でぬぐい、それを梱包の箱に入れて Priority postboxes に投函。あとは結果がメールで来るので待つだけ。
Day 2 kit
③ Passenger locator 登録
イギリス入国 48 時間以降(私の場合 23 日イギリス時間午後 4 時に到着予定なので 21 日のイギリス時刻午後 4 時(日本時間 22 日午前 0 時)にこれをオンラインで行う必要があります。私は 2020 年 8 月にも日本からイギリスに入国しているので、この存在も知っていたしそれほど手間ではない記憶がありましたが、内容は大きく変わっていました。ワクチンの接種履歴や上記の Day 2 のキットを注文していることが必要になり、その予約番号と機関名を記しなければなりません。
④ ワクチンパスポート取得
コロナウイルスのワクチンパスポートは NHS のアプリで簡単に取得できます。この際、NHS 番号が必要になります。(このアプリとても便利で、GP の予約や既往歴などもチェックできます。)
日本出国
上記 ①~④ の準備ができていることを確認して、いよいよ日本出国です。
航空会社のチェックインカウンターで上記 ① を見せます。私はデジタルで見せたのですが、原本が必要と言われました。イギリス政府は紙での証明書は必要ないはずと伝えたところ、調べてくれデジタルで OK となりました。
③ の登録をしているかの確認が次にあります。ここでこの番号も控えられるようです(私は担当の方がそれを忘れていて、搭乗するときに呼び止められて番号を伝えました)。
イギリス入国
日本からの渡航者は e-gates (Electronic passport gates) が使えるためそちらへ。しかし、2 回とも Seek Assistance と表示されたため、結局入国審査カウンターへ。
どこへどれだけ行っていたかを聞かれ、Day 2 と Day 8 の検査は予約しているか聞かれました。私はワクチンをイギリスで接種しているので Day 2 だけ予約している旨伝えたら、④ ワクチンパスポートの提示を求められました。その後、③ を登録しているか聞かれましたが、提示は必要ありませんでした。① の陰性証明書 の提示も求められませんでした。
これで終了!あっという間でした。
以上で私の日本への一時帰国の覚書終了です!
日本もイギリスもコロナウイルスの感染状況によって入国条件が変わるので常にそれぞれの政府のサイトをチェックしてください。6 月に日本の入国に必要なアプリをダウンロードしましたが、7 月にはそれは不要になっていましたし、同じく、7 月初旬に調べた時にはイギリス入国の際の Day 8 検査が必要となっていたのに、7 月中旬の時点では不要になっていました。
また、私はイギリスに在住なので日本在住の方と条件が違います。また、イギリス在住の方もビザや居住条件などによって違うかもしれませんので、ここに書かれた情報をそのまま鵜呑みにせずに必ずご自身で調べていただけますようお願いいたします。情報不備があっても責任は負いかねます。
一日も早くこうした検査等も不要になり、自由に国間を移動できる日が来ることを願うばかりです。
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