第 23 回 JPF 勉強会 B.B.カード
私(山下桂世子)の「ジョリーフォニックス総合トレーニング」を受講くださったみなさまには、私が運営するコミュニティサイト J Phonics Fan(←クリックすると外部サイトが別タブで開きます)に無償でご案内しています。
この J Phonics Fan では 2 か月に 1 回、無償の勉強会を開催しています。主に私が「学びたい!」と思うことをテーマにして、必要であれば外部から講師を招き入れて、1.5~3 時間程度のレクチャーや話し合いも含めた勉強会としています。毎回違った内容ですが、子どもたちのために学びたい、自分の知識や指導力を上げたい、ともに学びたいという思いのある方には「学びたいもの拒まず!」という趣旨で、その都度参加者を募ってご参加いただいています。
2025 年 7 月は贅沢に 2 回の勉強会。1 回目は 道村静江先生のミチムラ式漢字(←クリックすると以前のブログが別タブで開きます)にお話しを伺い、2 回目となる今回は 難波悦子先生(←クリックすると外部サイトが別タブで開きます)をお迎えして B.B.カードについてお聞きしました!
(↑クリックすると外部サイトへ進みます)
ジョリーフォニックスを指導していると、『B.B.カードも使っています』という声をよく聞きます。なぜジョリーフォニックスと B.B.カードは相性がいいのか、難波先生のお話をうかがいながら私なりに感じたのは、
トップダウンのアプローチの
B.B.カード
と
ボトムアップのアプローチの
ジョリーフォニックス
だからか、ということです。ぶつかる領域が無いので、お互いに補完できるような関係なのかなと思いました。
難波先生が繰り返し言われたのが「教えない」ということ。耳から口から何度も何度もセンテンスを聞くことで、自分のものになっていく B.B.カード。一方で、ジョリーフォニックスは読み書きの基礎をかならず「明示的に指導」します。それぞれの指導の領域にあった指導方法がキーとなることがわかりますね。
45 名の方からのフィードバックをすべて紹介したいのですが、紙面の都合上無理なので、一部の方の感想を紹介します。
「遊びから学ぶ」という理念にまず共感しました。私も子どもたちに英語を教え始めた時はその考えでしたが、指導し 10 年になる今は、普通に勉強スタイルになっていたので、初心に返らせていただき、また、「それでいいんだ」という安心を得ました。
実は開校時に先輩の先生から良い教材としてご紹介されてすぐに購入した B.B.カードですが、使いこなせていませんでしたので、今日、難波先生のお話を聞いて、絶対に取り入れたいと思いました。遊ばせるぞ!
小学低学年から B.B.カード、4 年生から B.B.カードと多読と劇活動で育った生徒たちは今や社会人。アメリカやヨーロッパに留学したり、海外で仕事をしている子もいます。
口をそろえて言うのは、B.B.カードと多読のおかげで英語の勉強は、感覚的に知っていることが多くて、受験勉強も苦ではなかったということ、そして聞けて話せて読めて書ける、つまり英語が使えるようになったということです。
「遊んで学ぶ」「教えないを忘れない」が衝撃的でした。英語って教える、教わるものと思い込んでいました。聞く・言う前に単語や文法を習ってきた身として、まず、リズミカルで韻を踏んだ、頭に残るキャッチーな文章を定着させる指導法はとても新鮮で、日本の子どもが英語嫌いになる一因の、英文構築をこんなにスムーズに、しかも低年齢から身につける事ができるなんて本当に素晴らしいと思います。
また、英語を何年勉強しても難しい、「前置詞」にこだわっていらっしゃる点も、とても感動しました。英語の先生の英語力があがる、というのも納得です。ビデオの子どもたちが皆、心から楽しそうなのが印象的でした。
とてもためになる勉強会でした。
まず、難波先生の温かいお人柄に感動しました。
そして繰り返し仰られていた、「教えない、遊ぶ」ということ。私からすっぽり抜けてしまっていた概念だったと感じました。明示的に指導するジョリーフォニックスと暗示的に知識を刷り込む B.B.カードは正反対のように思っていましたが、どちらも音を非常に大事にしていること、子どもの出来た!楽しい!を大事にしていることに共通点を発見しました。 そして考え抜かれて作られている教材だということも今一度再認識しましたので、教材の意図を再勉強させていただきたいです。 「野菜は鮮度、英語は頻度」「教えないを忘れない」「言語は文法ではなく経験で定着する」、この3つの言葉が本日の大収穫でした。
貴重な機会をいただき、どうもありがとうございました!

改めて感じる学びの楽しさ。子どもたちの笑顔のために、こうして一緒に学べる仲間がいるのもありがたい限りです。難波先生のお元気なお姿を拝見し、そして楽しく愛のこもったお話をうかがえて、至福の時間でした。本当にありがとうございました!
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