Guy Fawkes Day:ガイ・フォークス・ディ
今晩、イギリスではあちらこちらで花火が打ち上げられています。
日本では花火と言えば夏の風物詩ですが、イギリスではこの時期に花火が上がるのです。
今日、11月5日はガイ・フォークス ディ。
歴史をさかのぼること1605年11月5日。
当時の国王ジェームズ1世に反発するカトリック教徒が、ジェームズ1世を爆発によって暗殺しよう (「Gunpowder plot:火薬陰謀事件」) を企みました。結局は、この暗殺が事前に食い止められ、ガイ・フォークスが実行当事者 (首謀者はロバート・ケイツビー) として11月5日に捕まります (後に処刑される)。
その後、事前に暗殺を阻止できたお祝いとしてガイ・フォークスと呼ばれる人形を作って、町中を引きまわし夜になって燃やすという習慣が生まれました。今では、人形を燃やす習慣はあまり見られなくなったそうですが、この日は爆竹や花火が打ち上げられます。
左:ガイ・フォークスの人形 右:あちこちで見られる花火
写真:Wikipediaより拝借
イギリスに来た当初、なぜ、11月に花火が打ち上げられるのか分かりませんでしたが、こういうお祭りだったんですね。これを知った時はなるほど~と納得。
学校でもガイ・フォークスについて少しですが勉強します。歴史がからんでくるので、小さい子には難しいのですが、先生が本を読んだり、花火の絵を描いたりします。
また、Bonfire Night (ボンファイヤーナイト)、Guy Fawkes Night (ガイ・フォークス・ナイト) など、他の呼び方もします。
余談ですが・・・夏の夜にこちらで花火を上げようとしても無理なんです。だって、夜10時過ぎまで明るいんですから。子どもたちはみんな寝静まった後になっちゃいますね。
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