夏休み:Summer Holiday
イギリスでは、学校を開く日数というものが各教育委員会によって示されます。2011年のロイヤル・ウエディングのように特別に祝日が設けられた時には、夏休みに入るのが一日遅くなったり、イースターホリデーが一日短くなったりします。日本ではどこも7月20日に終業式が行われると思うのですが、こういった理由で、イギリスでは夏休みに入る日が年々、ばらばらなんです。ある年は7月20日、ある年は7月23日というように。
基本的に、一年52週ありますが、多くのところでは、夏休みは6週、冬休みとイースターホリデーは各2週、そして各ターム (term:学期) の折り返し地点で1週間ずつ、合計13週間のお休みを取っています。(私立の学校では休みはもっと多い。)
この夏休み。日本では読書感想文や理科の自由研究、工作、日誌などたくさんの宿題が出されますね。ところが、イギリスはこの夏休みの宿題が一切ありません!これは、9月始まり・7月終了の制度を取っているため、夏休みに前の担任から出された宿題を、新しく担任する先生に提出しても、新しい先生は困ってしまいます。ですので、基本的に夏休み (というより、どの休みでも) 宿題はありません。もちろん、部活動なども一切行われません。完全に学校はお休みです!
宿題や学校のことを気にしないで、のんびりと過ごすイギリスの夏休み。「夏休みが終わる1週間前から必死に宿題を片付ける」なんて姿はないのですね。
・・・というより、休みは休み。徹底して休む、ということが当たり前だからでしょうか。休みに入れば、先生も出勤しません。日本では、教室の整理、研修、日直などなど結構、先生、出勤するのですが・・・。イギリスのように、これだけ、On と Off がしっかりしていると、メリハリがあって、かえって仕事の効率もいいような気もします。(←これはあくまでも私個人の意見。)
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