SATs が始まりました

Key Stage 1 と Key Stage 2 の最終学年に、どのくらいそのキーステージで学習内容を習得したかを測るテストが行われます。これをSATs (Standard Assessment Tests)  と言い (過去のブログSATs) 、今までは Year 2, 6 では義務でしたが、今年から Year 6 の子どもだけが受けることになりました。しかし、多くの学校では子どもたちのレベルを見るために、Year 2 の子どもたちも過去の問題を使ってテストを受けることが多いようです。
このSATs に関しては賛否両論があり、最近では、SATs を受けない学校も増えてきています。

内容
Year 2: 2014年現在では、EnglishとMaths のテストを受けます。
English では、
・Reading (読解),
・Writing (短いwriting  とlong writingの両方から書く力をテスト)
・Handwriting (ハンドライティング:どれだけきれいに文字を書けるか)
・Spelling (綴り)
の4技能をテストします。

Maths では
・Number(数、計算や数の大きさなど)
・Shapes(図形)
・Space(空間)
・Measurement(測量)
の4技能をみます。

Year 6 : 2010年にはEnglish のwritingがなくなり今年はEnglish とMaths のテストとなります。2009年に学校の任意となった理科のテストは、今年は1500人の子どもからランダムに5人の子どもが選ばれて、テストを受けるそうです。
Englishでは
・reading (読解)
・Grammar, Punctuation & Spelling Test (文法、句読点、綴りのテスト)
を行います。特に、Grammar, Punctuation & Spelling Testに関しては、昨年から導入されたもので、より文法に重点を置かれるようになりました。

Maths では
・Mental Maths (暗算のテスト:簡単な文章問題を聞いて、それを暗算する)
・Paper 1, 2 (1では計算の力を主に測り、2では数学的な考え方を測定。昨年までは2 では電卓の使用が認められていましたが、今年からは使用禁止となりました。)

レベル
このテストでは合格・不合格という基準はありません。Year 2 の子どもはAttainment Level のLevel 2、Year 6 の子どもはLevel 4 に達成できれば、平均とみなされます。それ以上のレベルに達すると思われる子どもは、Year 2 なら Level 3、Year 6 なら Level 6 のテストを受けます。

採点方法
Year 6 のReading, GPST, Mental Maths, Paper 1,2 は外部団体が採点をします。Year 2 のすべてのテストと、学校によっては行われるYear 6 の Writing のテストは先生が採点します。

日程
Year 2 では、5月中に学校の都合のいい日に合わせてテストを行います。とてもリラックスした雰囲気で行われます。これに対してYear 6 は全国同時に行わるため、時間厳守で緊張した雰囲気があり、子どもや先生にとってもかなりストレスになっているようです。

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