J Phonics Fan 第 13 回勉強会ー能登半島地震のチャリティー勉強会ー読みの流暢性を育てる
私が個人的に運営しているコミュニティーサイト J Phonics Fan では、2 か月に 1 回、無料の勉強会を開催しています。今回は、チャリティー勉強会にして寄付を募り、それを全額石川県に送ることにしました。
21 名の方がご参加くださり、「読み」について考えるとてもいい時間になりました。
参加された方のフィードバックの一部(のスクリーンショット)をご紹介します。
ジョリーフォニックスのトレーナーになり、英語での読み書きについてより深く考えるようになっています。最近は「日本で英語の指導をしている人にとって「読み」は文を読んで、意味を理解すること」なのではないか、と思うことが多々あります。しかしながら、「読み」というのは、「文字面を理解する読み」と「意味内容を理解していく読み」があるのです。
一概に「読めない」というのではなく、「何が読めないのか」を見極めることが非常に重要だと感じています。
イギリスで子どもの読みを指導していますが、一対一で子どもが本を読むのを聞きます。7 歳の子どもがとても流暢に難しい単語も読んでいくのですが、「これ、どういうこと?」と聞くと、「わからない」と。この子の場合は、「文字面を読むことはできるけれど、意味内容がよくわかっていない」。
ある子は、非常にたどたどしい読みだけれど、私が読んでいくと、意味はちゃんとわかっているので、質問にはすべて答えられる。この子は「文字面は読めないけれど、意味内容は OK」のわけです。
この子たちは同じテストをしたら、問題を解けないわけです。では、ひとくくりに「読めない」「理解できていない」としていいのでしょうか?二人とも「読めない」のだから同じように指導をすればいいのでしょうか?
ちがいますよね。その子に必要なことを指導していかなければ、その子も苦痛だし、時間ももったいないし、先生も「なんで?」と落ち込んだり、イライラしたりしてしまいます。
「読みの流暢性」についての勉強会でしたが、そもそも流暢に読むってどういうことなのか、「読み」についてもっと知ってもらう必要がある!と思っているこの頃。(勉強会のフィードバックの一番最初の方の感想をご覧ください。)
今年はこの部分をもっと発信していきたい。
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