11 月 11 日 戦没者追悼記念日

1918年11月11日午前11時に第一次世界大戦は終わりました。この日を Remembrance Day といい、イギリスでは戦争が終了した午前11時に2分間の黙とうを捧げます。イギリスの学校では、たいてい、この時間は assembly (集会) が開かれ、各学年に応じて、子どもたちは第一次世界大戦、または終戦についてのお話を聞きます。私が勤めている学校では、陸軍に従事しているお父さんがいて、その方に来ていただき、お話を聞きます。

さて、11月になると赤いポピーの花の飾りを胸につけている人をたくさん見かけるようになります。
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このポピー、戦争で命を落とした人たちを忘れない、というシンボルだそうです。

第一次世界大戦では、現在のベルギーにあるフランダース地方も大きな戦場のひとつとなり、当然のようにその地でたくさんの兵士が命を落としました。終戦後、その場所に真っ赤なポピーが咲き乱れました。まるで血を流して命を落としていった兵士のそれのように・・・。そこで赤いポピーが戦争で犠牲になった方を忘れないシンボルとなったそうです。

イギリスでは Poppy Appeal といい、この紙で作ったポピーや文具などチャリティーで販売され、国軍 (Armed Forces) や軍人たち (veterans) へ寄付されます。

ちなみに・・・11月11日に一番近い日曜日は Remembrance Sunday と言って、戦没者追悼記念式典がロンドンで行われます。この日もみんな黙祷を捧げます。

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