イギリスで働くのに必要な英語力

よく、聞かれます。
英語、ぺらぺらでしょう?
英文科出身ですか?
英検1級を持っていますか?
全て「いいえ」(笑)。
私、未だに英語ペラペラではないし (よく自分で話していて、「あ、今の時制が違う」「単語がおかしい」「変な発音」と思うくらい)、大学では心理学専攻、そして英検はなんと3級。それも中学3年生の時に取ったもの。
28歳で旦那のイギリス出向にあわせて渡英した私。日本にいるときはNOVAに半年ほど通っただけの私の英語力、悲惨なものでした。来てすぐにミシンが欲しくて、買いに行った時
“I want a mishin.” と言ったくらい (爆)!後ろにいた旦那に思い切り笑われました。(ちなみにミシンは和製英語。本当は sewing machine ですね。)
こんな私でも、渡英した1年目にはボランティアでプレイグループ (未就学児が通う施設) で働き、翌年には給料をいただいて働くようになりました。と同時に、成人学級でも日本語を教え始めました。当時の様子をテープにとってあるのですが、私の英語はまさに日本語そのもの。笑っちゃいますよ。
そして、5年後には英語を教えるアシスタントとして小学校で働くようになったのです。そのときの面接の様子を思い出すと赤面するくらい、やはり5年経っても英語はダメでした。
じゃ、なんで働けるの?と聞かれると、一番大きいのは
自分が得意とするものがある
ことだと思います。
ただ英語が上手、ということより、何か自分にとって自信を持てるものがあるだけで、全然違うと思うのです。他の仕事をしている日本人を見ていても、英語はいまいちでも、手にスキルのある人は大抵、働いています。
または、博識な人。一般通訳や翻訳をするにも、知識が必要。または、やはり何か得意な分野がある人は、通訳や翻訳でも、それを生かしているようです。
あとは度胸。聞き返されても、めげずに話そうとする根性。これは海外では必須です。
イギリスで働く英語力と言っても、一概にはこの資格が必要、とは言えないと思います。海外で働きたい、と思っている方。まずは、ぼんやりと「何でもいいから働きたい」のではなく、自分が何をやりたいのか、それを伸ばす方がより近道なんではないかと思います。


一応、私の英語の勉強歴。これだけ「できない」というのがわかってもらえるかと思います (笑)。
1年目:ケンブリッジ英語 *続きを読む*参照 PET合格
3年目:ケンブリッジ英語 FCE合格
4年目:ケンブリッジ英語 CAE Eレベルで不合格
6年目:ケンブリッジ英語 CAE Dレベルで不合格
ここで、ケンブリッジ英語と言うものが仕事ではあまり認めてもらえないということが分かり、みんなにGCSEを取った方がいいと進められ1年間、GCSEのコースに通いました。
9年目:GCSE English Cレベルで合格
今、仕事をしながら大学院に行っていますが、このGCSEのおかげで、大学院に申し込みをするときも楽でした。


ケンブリッジ英語検定は5段階に分かれています。
最初のレベル
KET : Key English Test 
英語を使ってコミュニケーションするための基本的な言語運用能力を持っているかを判定
目安:英検3級 IELTS:4.0 TOEIC:300~350 TOEFL:350~380
2番目
PET : Preliminary English Test サバイバルイングリッシュレベルで初めて英語圏で生活、勉強したりする人が受験対象
目安:英検2級 IELTS:4.5 TOEIC:350~500 TOEFL:380~430 (英検2級とありますが、私が経験した限り3級~2級の間くらいです。)
3番目
FCE : First Certificate in English
受験者が最も多く、英語を使って仕事をしたり、英語を詳しく勉強したい人が受験対象
目安:英検準1級 IELTS:5.5 TOEIC:650+ TOEFL:500 (英検準1級とありますが、私が経験した限り2級~準1級の間くらいです。)
4番目:
CAE : Certificate of Advanced English
職場でも英語を駆使することができる。 英語圏では大学進学の際の英語力証明となる
目安:英検1級 IELTS:6.0~6.5 TOEIC:700~780 TOEFL:525~550
一番上級
CPE : Certificate of Proficiency in English
とにかくすごいレベル。このランクの合格者はネイティブスピーカーと肩を並べるだろう
目安:英検1級以上 IELTS:7.5 TOEIC:875+ TOEFL:600+
ケンブリッジ英検より引用

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