ディスレクシアを持つお子さんにジョリーフォニックスを教えているお母さん

今日はディスレクシア(読み書き困難:音と文字のつながりが脳内でうまく処理できなかったり、遅かったりするために生じると言われている)を持つお子さんのお母さんがジョリーフォニックスを使って、お家でフォニックスを教えているブログを紹介します。

もじこさん:on dyslexia
ジョリーフォニックスを試してみる:その1
ジョリーフォニックスその2:「音→動作→文字」の回路をつくる
口で言えればアルファベットも書ける?!
ジョリーフォニックスその4:例外を使って規則を定着させる
ジョリーフォニックスその5:非ディスレクシアとの習得の違いを目の当たりにする
ジョリーフォニックスその6:中1ショックはきっと克服できる

こちらを見ると、ディスレクシアを持つ子ども・大人*がどれだけ文字の認識・習得に苦労しているかがよくわかります。もじこさんの「ディスレクシア」に対する勉強や研究、そして取り組みにはただただ「脱帽」です。私自身、特別支援教育を専門にしていますし、ディスレクシアに関しては論文も書きました。しかし、日進月歩で脳研究が進む今日、最新の情報をさっと取り込み、ブログにアップしてくださるもじこさんのこのブログは、ある意味、私の教科書にもなっています。

学校でどうも文字が入りにくいなぁ、読み方が滑らかじゃないなぁ、bとdを読み間違えることが多い・・・などという様子が見られたら、ちょっと注意してみてください。日本ではまだまだディスレクシアの認識が低く、どうしても「怠けている子」「やれるのにやらないだけ」というように言われてしまうことが多いようです。

英語は他のアルファベットを使う言語(ドイツ語、イタリア語、スペイン語など)よりも、ディスレクシアを持つ人が多い言語だと言われています。これは、一つの文字に対して違う読み方をすることがあったり、二文字で一つの音を作ることが多い、また読み方の例外が多い言語だからとも言われています。

日本語はこれに対して「ディスレクシアが少ない」と言われていました。・・・が私はそうは思っていません。言語自体が英語とは違っており(英語はs, t, a という音素を基にした言語に対して、日本語は「さsa」「とto」といように拍を基にした言語)、言語自体のとらえ方が違っていること、そして日本ではその研究がまだ遅れているため、ディスレクシアの出現が少ないと言われているのではないかと思っています。

もじこさんのブログを拝見していると、ディスレクシアを持つお子さんがここで躓くんだということが手を取るように感じられます。教師として一人の子どもと付き合っていくには時間的に限界があります。しかし、もじこさんはお子さんをずっと見ていて、長期的にどのように変化しているかをとらえられており、そこからお子さんにあった方法を探し、実践をされています。

もじこさん曰く、「ジョリーフォニックスはディスレクシアを持つお子さんにも効果を発揮する」だそうです。また、過去にも紹介しましたが、もじこさんが字幕をつけてくださったオーストラリアでのジョリーフォニックスを使った結果、ディスレクシアを持つ子どもにとっていかにやさしいプログラムであるかがわかるかと思います。(映像はもじこさんの上記ブログ「ジョリーフォニックスその2:「音→動作→文字」の回路をつくる」からご覧いただけます。私も過去に紹介しています。「Dyslexiaの子どもにもジョリーフォニックス:オーストラリアの学校での取り組み」)

ジョリーフォニックスが特別な支援を必要とする子どもにもいいということは、こうした実践からもわかってきています。また、イギリスの特別支援教育雑誌SENでも、こちらの「More than words can say」ページでジョリーフォニックスについて紹介しています。

私自身、機会があれば、今後、日本でのジョリーフォニックスの浸透を目指すこと以外に、こうした特別な支援を必要とする子どもたちを対象に、どのように支援していったら効果が上がるのかを研究してみたいと考えています。

*ディスレクシアを持つ大人:トム・クルーズやオーランド・ブルーム、ジェイミー・オリバー、またアインシュタインもディスレクシアだったと言われている

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