日本人が日本人にフォニックスを教えるメリット
前回の「フォニックスはネイティブから習う?日本人から習う?」の補足です。
私自身、たとえ正しい文章を言っても毎回、聞き返されていたくらい、渡英してずっと発音が苦手だったことは、以前、お話しました。英語の発音のクラスに行っても a の音など、全く上手にならなかったのです。クラスで先生が「真似して」と繰り返し繰り返し言うのですが、私にしたら、自分は a の音を出しているつもりだったし、真似しているつもりだったので、何がいけないのかが全く理解できなかったのです。
よく考えてみると、a という音は日本語にないんですよね。私にはこの日本語にない音を聞き分けて発音することなんてできなかったのです!もし先生がなぜ日本人が a の音が発音できないのかということを理解していたら、ただ「真似して」というだけでなく、何らかのコツみたいなものがあったと思うのです。
私は、自分がこうした体験をいや!というほどし、多くの日本人の子どもや大人にフォニックスを教え、かつ英語話者に日本語を教える過程で、「日本人が日本人に教える方がいい点がある」というところにたどり着きました。それは、その先生が
・どの音が日本人にとって苦手なのか
・どの音でいつも聞き取ってもらっていないのか
・どうしたらより正しい発音ができるようになるのか
・顔のどの筋肉を使っているのか
・口の形をどうしたらいいのか
ということを理解し、自分でしっかりと練習をして体でも学んでいれば、(100%完璧でなくても近い)発音ができるようになると思っています。
ジョリーフォニックスは音と綴りの関係を学ぶための教材です。が、指導者にしてみたら、発音の矯正もできる教材でもあります。ただし、ただ発音するだけではダメなのです。繰り返しになりますが、きちんと
・日本人が苦手な音をどうやって出すのか
を知る必要があるのです。それができる人だったら、シンセティック・フォニックスを習得していないネイティブより、日本人には絶対にいいと私は思います。
また、文字という観点からいえば、日本語にはローマ字があります。これがどのように英語を習得するのにプラスになり、またマイナスになっているかをしっかりとわかっていれば、綴りとの関係も日本人にとって苦手なところに重点を置いて指導できます。(もちろん、こればかりではありませんが。)
私のジョリーフォニックスのトレーニングでは、なぜ日本人が英語ができないのか、という素朴な疑問から入り、英語の音42を習得する際、日本人が苦手な音をどうやって習得するかをみっちりと学んでいただきます。顔の筋肉がみなさん、痛くなる~~~とおっしゃるくらい、しっかりと発音するんです。(この部分は、ジョリーフォニックスのトレーナーが教えるべき項目には書かれていない私のオリジナルになります。ですので、トレーナーさんによってはこの部分の説明がないこともありますので、トレーニングを受ける際にはお問い合わせいただいた方がいいかと思います。)
私のジョリーフォニックストレーニング(基礎編、実践編)に出てくださった方はしっかりとそれを理解してくださり、熱心にジョリーフォニックスを教えてみえます。私の自慢の生徒さんたちです!何せ、実践編ではしっかりとデモレッスンまでしてもらい、フィードバックもちゃんと受けていますからね~~~。
いい表情で教えているでしょ?私のトレーニングに何回も参加してくださっている方もいらっしゃるんです。
そして、この先生たちやお母さんたちが情報を共有できるブログを受講者の方たちが始めたんです!熱心な人ばかりでうれしい!このブログに興味がある方、ご連絡ください。ただし、私の両トレーニング(基礎・実践)または基礎編とワークショップに参加されている方に、今のところは限定させていただきます。
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