2019 年夏のジョリーフォニックス総合トレーニングお礼
大変遅くなりましたが、2019 年 7 月(大阪)、8 月(日本橋、名古屋)で開催しましたジョリーフォニックス総合トレーニングにご参加いただきありがとうございました。
個人的な話になりますが、今年 4 月の大病の後でのトレーニングでしたので、体力が持つかどうかかとても心配でした(今回のトレーニングの 1 週間前に JES で発表した際、30 分でも脚がガクガクなっていました!)。しかし、実際、トレーニング中は、みなさんが一生懸命に学ぶ姿を見て、とにかく楽しくてあっという間に時間が経っていました。また、途中、私が座ることがあっても、みなさんがとても温かく受け入れてくださったことに心より感謝しています。本当にありがとうございました。
さて、トレーニング後、恒例?の感想を紹介します。
単語は無限に暗記しなければいけないものだと思っていたので、(そうでないことがわかって)うれしいです。
そう思っている方もたくさんいらっしゃると思います。しかし、「暗記」は限界があり、当然、すべての英単語を暗記するのは無理です。中には、自分でルールを見つけて、単語を読み書きできる子どももいます。でも、そうでない子もいることを私たちは意識して、指導していく必要があります。
最近、特別支援とか発達障害について、ようやくいろいろな場で言われるようになりましたが、英語教育についてはまだまだそういった視点で教えてくれる学校の現場も私塾も少ないのが現状です。(後略)
私たちは、自分が習った方法や自分に効果のあった方法で指導をしていきます。つまり、英語も「綴りを 10 回書いて覚える」と言われている世代の人たちや、書いて覚えることができた人たちは、子どもたちにも「書いて覚えさせる」のですが、それで覚えられる子もいれば、そうでない子もいることを指導者には理解していなければなりません。
また、読むことに躓くのであれば、読みの何に躓いているのかを見つけなければなりません。しかし、一番大切なのは、「躓かない授業」をしていくことではないかと思っています。躓く原因はたくさんあるということを指導者はまず念頭に置き、単語を読み書きできるようになるまで子どもたちの様子をしっかり見ながらいくつもの梯子を掛けていくことが授業で必要になります。
今回の日本橋と名古屋では、将来、教壇に立つ学生さんがたくさん参加してくださいました。実際にまだ目の前に子どもたちの姿は見えないし、ぴんと来ないこともあるだろうけれど、いつか、自分が子どもたちを目の前にしたときに、今回のトレーニングで学んだことを 1 つでもいいから思い出してほしいと思います。
みなさま、本当にありがとうございました。
*2019 年のジョリーフォニックス総合トレーニングは
10 月 28 日、29 日 香川県高松
12 月 21 日、22 日 新大阪
で開催予定です。
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