日本の小学校でのジョリーフォニックス導入 その2

つくば市で行ったジョリーフォニックス、小学校での導入その1に引き続き、今日は大阪府の小学校で行った導入その2。
こちらの小学校では、8月に市教委の協力の下、簡単にシンセティック・フォニックスについての研修を行い、校長先生や英語担当の先生に参加していただいていました。今回は、実際、まだシンセティック・フォニックスについて研修を受けていない先生への研修と、ジョリーフォニックスの授業を子どもたちがどう捉えるかを見るために3日間、滞在してきました。
10月29~
左上、右上の写真を見ていただくとわかるように、小学校1年生、2年生はもうすごかった(笑)。絵本を開くと同時に食らいついてきました(笑)。興味津々。15分の授業でしたが、1分たりとも飽きることなく、本当に集中していました。
イラストを見て、どんな場面なのか話しをし(これが外国の文化に触れるということ)、そして、この話について日本語で聞きます。その時に、文字の音をしっかりとお話と関連付けて耳にし、アクションを交えながら音を出す。すぐさま、単語中にその文字の音が含まれているかを聞き、耳を養っていきます(これができるようになると、耳から聞いた単語が書けるようになるのです)。
15分という時間は、子どもにとったら「忙しい」のです。でも、これが大事。飽きることなく、次々に考えて、自分のものにしていく大切な時間なのです。
右下の写真は5年生の授業。5年生も思った以上に興味津々で、5年生の子どもまでヘビのパペットに大喜びでした(笑)。
5年生の最初の授業は(右下写真)、文字の名前と音の違いをしっかりと教えてから、3つ文字と音を導入したところ。これで、at, sat の単語をきれいな発音で読みましたよ。
そして、左下の写真の指導者、私ではなく、実はこの学校の先生なんです!私が行う授業を見て、「私もやりたい!」とおっしゃり、iの音を導入しました。
この先生、英語は全く苦手なんですよ。なのに、
「このジョリーフォニックス、すごく楽しいんです。お話を読むのも楽しいし、イラストもかわいいし、何と言っても英語で授業をしなくていいのがいいですよね。それでいて、音を入れて、単語がきれいな発音で読めるようになるのってすごいですよね」と。
実は、この先生、このジョリーフォニックスに出会う前までは、
「フォニックスっていまいち・・」と思っていたそうです。
ところが、私の授業を見て、研修を受けたら、
「でも、このジョリーフォニックスだったら、楽しくて!自分も教えたい!と思いましたよ。他の先生たち、絶対喜ぶと思います!」
と考えがガラリと変わったんです!
先生が自分の力で教えたいと思えることって、すごいことだと思うのです。先生が楽しいって思えれば、子どもも楽しく授業を受けられる。そして、読み書きの力がつき、正しい発音が身に付く。小学校英語って、ゲームばかりではなく、中学校への橋渡しになるような・・・それでいて楽しい、そんな授業であるべきだと私は思うのです。

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