子羊:Lamb
先日、小学校5年生の日本人の子どもたちを連れて、羊農場へ行ってきました。社会の単元の一環です。といっても、イギリスでもトピックの「春 Spring」や理科の「動物の成長」などでよく扱われる単元なので、ここに残しておこうと思います。
農家 (farmer) の Rob さんは、子どもたちとお母さん方に一時間ほどかけて、自分の羊小屋 (shed) を案内してくださいました。そのときの話で、印象的だったものは・・・
羊の妊娠・出産に関して:
・雄羊1頭に対して、雌羊50頭の割合で交配される。
・妊娠期間は5ヶ月 (147日)。
・妊娠中にスキャンをし、赤ちゃんが何匹お腹にいるか確認し、それぞれ飼育場所を別にする→エサの量を変えるため。
・通常は2匹生まれるけれど、中には3匹、珍しいものだと4匹生まれることもある。
子羊:
・生まれてすぐに歩く。
・出生後12時間以内であれば、親の羊を変えても新しい親羊の乳をのむことができる。
・群れの中に入っても、母親の羊を見分けることができる。
出荷:
・生後4~5ヶ月くらいで食用として売られる。
・オスよりもメスのほうが高く売れる。
・オスは生まれて12時間以内に去勢(ゴムを睾丸に巻きつけておく。すると2週間くらいで腐って落ちる。)
・去勢したオスの子羊のほうが去勢していないものより高値で売れる。
その他の仕事:
・毛刈りは一年に一度行う。
・一頭の羊から2~3キロの毛が取れる。
・毛刈りが一番大変な仕事。
・子羊が生まれる時期は、ほとんど目を離さずにいる。夜中2時くらいまで毎晩働く。
・こうした農場にいる羊は蹄が伸びるので、定期的に切る必要がある。
・キツネなどに襲われることもあるので、注意が必要。
・キツネが入ってきたり、羊が逃げてしまうため、フェンスの点検もきちんと行う。
などなど。なるほど~ということばかりでした。
ちょっとここで英単語を紹介しますね。
羊 | sheep, 複数形も同じく sheep 羊の集団は a flock of sheep |
雄羊 | ram 複数形は s をつけます |
雌羊 | ewe 複数形は s をつけます |
子羊 | lamb 複数形は s をつけます |
動物の毛 | fur, 人間の髪の毛は hair ですね。 羊の刈り取った毛は fleece フリース! |
蹄 | hoof, 複数形は hooves |
小屋 | shed |
羊を囲うケージ | pen |
わら | straw |
干し草 | hay “Make hay while the sun shines” 「好機を逃すな」 |
こんなかわいい子羊!
たくさんの羊の中から自分のお母さんを見分けて、お乳をのむそうです。
子どもたちも子羊を抱っこさせてもらっていました。
子どもたちがお礼の手紙の中で
“I was surprised that the lamb’s fur was hard.”
と書いていましたが、私ももっとふわふわしていると思っていたので、剛毛に驚きました。
こんな感じでいろいろと説明ていくださった Rob さん。子どもたちも一生懸命でした。
こうして実際に目で見て、耳で聞き、匂いを嗅ぎ、触って、体験ができることは子どもにとってとても大切なことだと思っています。次に私が計画していることは、ここの農場の子羊を実際にいただくことです。こうして初めて、Robさんがおいしくみんなに食べてもらうためにがんばっていることを理解し、そして感謝の念を持つことができると思うからです。
Rob さん、ありがとうございました!
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