Key stage 1: history キーステージ1 歴史

日本では、「歴史」の勉強は小学校6年生から始まります。しかし、実際には低学年の生活科の授業でも「昔の生活」について勉強します。歴史といってしまうと、年代を覚えて、活躍した人物名を覚えて・・・と思ってしまいそうですが、実際はそうではなく、今の自分の生活と比べることから歴史の勉強は始まっていると思います。
さて、Key stage 1 の子どもたちが学習する目的は、
年代 (時代) を考える
ということです。Year 1 では、これに関わる単語を使うことができるようになることです。例えば、 before (前), after (後), a long time ago (ずっと昔), past (過去) というような時間を表す言葉です。
では、具体的にどんなことを学習するかと言うと、
・自分自身や家族、また自分たちを取り囲むの暮らしの変化
・自分が住んでいる地域、またはイギリス国内にいた昔の人の生活について
・イギリス国内、または海外で活躍した偉人
・イギリス国内、または海外で起きた出来事
を学習するようになっています。
いくつか例を挙げてみると、
Year 1 では、自分史 (日本の生活科にもありますね)、 Victoria (ビクトリア) 時代
Year 2 では、Florence Nightingale (フローレンス・ナイチンゲール)、The fire of London (1666年のロンドン大火災)、Gunpowder Plot (1605年の火薬陰謀事件)
があります。
2012年はロンドンオリンピックの年でもあったので、こういう特別な年はオリンピックの競技について勉強することもあります。


私が勤務する学校では、Year 1 の子どもたちはビクトリア時代について勉強しました。ビクトリア時代の衣装を着て、みんなでビクトリア時代の様子を紹介してくれる博物館へ行ったり、親を招いてアセンブリーをしたりしました。
女の子:
左:裕福な家の子ども 右:メイドとして働きに出る子ども
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男の子:
左:裕福な家の子ども 右:煙突を掃除する貧しい家の子ども
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また、この時代の遊びとして hopscotch (石けり) をしたり、後ろの方に見えるように木や鉄でできたフープを転がして遊んだり、あとは marble (ビー玉) などで遊んだりしました。
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