足し算: Year 1 (5-6歳児)

Year 1 (1年生:5-6歳児)
「1けたの足し算ができるようになること」と「ある数に10を加えていくつになるかを理解できること」、そして「10になる組合せがわかること」が大きな目標になります。
1)+、= を用いて式で表すことができ、どの数からも counting on * ができるようにする
-Foundation で既に、counting on* (4+2 ならば 4, 5, 6 と続けて数えること) ができるようになっているので、それを式に表すことができるようにします。Year 1 では、今まで使っていた add (アッドゥ:足す) 以外にも plus (プラス:足す), sum (サム:合計), total (トータル:合計) などを用いて、足し算用語をどんどん増やしていきます。*下記☆足し算のことば☆参照。
-足し算の式を何通りかで表すことができることも必須。

3+4=□   □=3+4
3+□=7   7=□+4
□+4=7   7=3+□

そして、これができるようになると、
□+△=7   7=□+△ 
合成・分解を勉強します(日本では1年生の1学期で学習)。

-3つの数の足し算も学習します。
3+2+4=9

*counting on では指を用いて数を足していくため、指を使って計算することが普通になります。日本では数の分解と合成を使って計算していくので、日本への帰国を考えているお子さんは、指を使わずに足し算をすることを教えてあげましょう。 
例:8+5 の場合、5を 2 と 3 に分けて、8+2 を計算してから、3を加える方法 が日本式。
8 を頭に入れて、指を5本出してから、 9, 10, 11, 12, 13 と数えていく方法が イギリス式。
2) ある数に 10 や 20 を足すことができるようになる
5+10=15、5+20=25、5+30=35・・・・
12+10=22, 12+20=32 ・・・


上の計算がhundred square を使って答えを探すことができるようにします。そうすると、一の位は変わらず、十の位が変わるということが理解できるので、次にhundred square を使わなくても答えがわかるようにすることが year 1 で大切なポイントになります。これができると、year 2 でもスムーズに難しい計算ができるようになります (次回のyear 2 の足し算で紹介します)。
hundred square
hundred square:数を数えるのに必需品

3)数の合成:分解
これは日本の1年生でも徹底的に学習します。特に日本では、足し算・引き算を行う際必須になるので、とことん練習します。イギリスではまず10の合成分解から始めます。
1+9=10
2+8=10


9+1=10

ただ、イギリスの授業では、新しい単元に入ったと思ったら翌日には違う単元に入ってしまうので、10の合成分解を習ったと思ったら覚える前に、次のところに入ってしまうので、なかなか子どもたちは覚えられないようです。1週間の授業で「図形、足し算、長さ」の3つの単元を勉強することもあるのです!日本ではありえない~。
☆足し算のことば☆
3 add 1. (3たす1)
Add 2 to 4. (4に2を加えなさい)
6 plus 3. (6 プラス 3)
What is the sum /total of 2 and 8? (2 と8の合計は何ですか)
How many are 3 and 5 altogether? (3 と5をいっしょにするといくつになりますか)
Which two numbers could make 7 altogether? (あわせて7になる二つの数は何ですか)
What must I add to 4 to make 10? (10にするために4に何をたしたらいいでしょうか)
I think of a number. I add 3. The answer is 8. What is my number? (ある数を考えています。その数に3を足すと答えは8になります。最初考えていた数はなんでしょう。)

【カテゴリ:計算】ナビゲーション

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