【大阪】Jolly Phonics & Grammar トレーニングありがとうございました!
7月30日(土)31日(日)の両日、大阪にて Jolly Phonics Training を、8月1日(月)に Jolly Grammar 1 トレーニングを開催しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございます。また、定員オーバーでキャンセル待ちになってしまった皆様、次回の冬のコースでお会いできるのを楽しみにしています!
私自身、毎回、勉強させていただくトレーニングです。よく言われる「外国の教材をそのまま使ってもうまくいかない」という言葉。それは一理あります。言語の仕組みも違うし、音自体も違いますから。でも、逆に「外国の教材だから得られるもの」もあると私は思っています。
それをじっくりと参加してくださる方にはお伝えしたくて、一生懸命説明するのですが、いつもなんとなく尻切れトンボになってしまうような・・・伝えきれていないような・・・まだまだ、努力が必要です。
私がトレーニングで重視しているのは、日本語と英語の音の違いです。これは私のトレーニングオリジナルのものですが、ここをしっかりと理解していただかなければ、この教材を日本人にきちんと指導できないと思っているから、時間をとって説明させていただいています。
日本語の音のつくりは、英語よりも「粗い」と言われています。例えば、「さ」という音を考えると、日本語ではこれが一番小さい音の単位なのですが、英語は、さらに「s/a」とわけることができます。これを指導者が理解していれば、子どもが単語を書くときに
・ローマ字のような英語:dog を doggu と書く
というようなことも納得できるわけです。
また、この英語の小さな音を子どもたちに理解してもらうために、Jolly Phonics では「音の認識」ということを重視しています。例えば、「snake の中に s の音は聞こえる?」というような練習。これに関しては、英語話者にもちゃんと行うのですが、日本人には少し、工夫して行う必要があります。
そんなことを理解していただくためにも、音認識の単語の提示の仕方やフラッシュカードを使った練習を取るようにしています。そのため、どうしても時間が長くなってしまうのですが、外せないポイントです。
また、私がとても重視しているのは、42音の後の「Alternative Spellings 同音異綴り」と「Tricky Words ひっかけ単語」です。ここに関しては、Jolly Phonics のTeacher’s Book での説明や、自分が受けたトレーニングだけでは足りない部分が多く、みなさんに納得していただくためにも、自分が勉強してこれなら!と思った情報もどんどん付け加えていきます。ですので、2日目の同音異綴りとひっかけ単語のトレーニングは Jolly Phonics +@@と思ってください(笑)。
こんな風に、日本人用の教材ではないけれど、日本人にあった指導方法はあります。Jolly Phonics の基本技能と指導方法は変えず、でも、日本人に教えるときには+@で行うことを、私の持っている限りの知識と経験を使って2日間、みっちりと勉強していただきました。
また、Jolly Grammar では、こんな楽しくグラマーを学ぶなんて思わなかった!という声をたくさんいただきました。アクティビティーをたくさん取りながら、子どもたちが「!」という気付きを得、それを明確にしていく、そんなことを受講者の方に意識しながらグラマーを学んでいただきたいといつも思っています。
フィードバックも本当にポジティブなコメントをいただき感謝しております。(今回、非常に多かったお言葉が「愛」!愛情たっぷりですよ~。みなさん、私の大切な生徒さんですもの!)
でも、これで終わりではありません!私も常に勉強していくし、よりよい方法を一緒に考えていきたいと思っています。実際、みなさんにデモレッスンをしていただくときに、「あぁ、私の教え方のここが甘かったな」「こういう言葉をかければ、もっとわかりやすいな」という反省をたくさん得ます。それを生かして、次のトレーニングをよりよくしていきます!
また、今回は、ノートルダム清心女子大学の湯澤美紀先生がご参加くださり、音韻認識とセグメンティングの違いをどのようにとらえるか、というご指導もいただきました。ちょうど私が悩んでいたところでしたので、とても明確なお言葉をいただけて、よかったです。ありがとうございます!
みなさんのお言葉がそのままみなさんに返っていく・・・・そんなトレーニングにしたいし、受講者の方ともそんな関係でいたいと思います。
写真ももっと紹介したいのですが、出張先でうまく写真をダウンロードできなくて・・・。残念。
トレーニング自体もとても楽しいのですが、その後の飲み会がまた楽しくて(笑)。それもトレーニングの楽しみ。
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