2016 年夏トレーニング、ありがとうございました

2016 年の夏のジョリーフォニックスのトレーニングや子どもたちへのレッスン、また Guided Reading のワークショップなどすべて、終了しました。1 か月にわたる日本出張では、たくさんの素敵な出会いがあり、出会えたすべたの方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

今回はさまざまな方面からジョリーフォニックスについて指導・勉強・お知らせさせていただく場がありました。通常のジョリーフォニックス・グラマートレーニング以外での報告です。

1) 小学校での研修

通常のトレーニングとは別に、現場の小学校の先生方への研修を 2 回させていただきました。英語が得意ではない先生が指導していくためには、「なぜジョリーフォニックスがいいのか」という点を理解していただく必要があります。小学校の文字指導と同じように英語の文字指導をしていくことを説明していくと、先生方みなさん「!」とわかってくださいました。現在の日本の英語指導で抜けている点なんですね、ここが。

また、全然読めない~、発音できない~、聞けない~とおっしゃっていた先生が、5 時間の研修後には「音の違いが判ります!」と目を輝かせておっしゃってくださった姿を見て、私のほうが感動しました。発音はできるようになります!そのコツを知らないだけなので、それをわかっていただけるように、私もフィードバックを参考に次の研修用に改善していきたいと思います。

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2) 小学校英語学会での発表

英語指導は読み、書き、話す、聞く、ということをバランスよく指導していくことが大切です。トップダウンとボトムアップをいかに融合させていくかが、今後の英語教育のポイントにもなってくると思います。そのために先生がたにどのように研修をさせていただくのか、大学の先生がたも研究されているところです。

今回は、その研修方法について、小学校英語学会で発表させていただく機会がありました。学校で指導していくためには、乗り越えなければいけない壁がたくさんあるということも実感。時間の確保、42 音+同音異綴り、ひっかけ単語の指導時間の確保、カリキュラムの立て方・・・今後の課題です。

3) 読み書きに困難をもつ子どもたちへの指導

子どもたちに直接指導させていただく機会を 2 回もいただけました!一つは 3 日間にわたって(一日 3 時間)、中学 1 年生の生徒 22 名にジョリーフォニックス 42 音をすべて導入しました。この生徒たちは 1 年生の夏休みの時点で、英語が「苦手」と思ってしまっている生徒たち。そして、もう一つは EDGE さん主催のディスレクシアをもつ児童・生徒 6 名に 2 日間(10 時間)で 42 音を指導。

両グループとも驚くような伸びが認められ、ジョリーフォニックスのすごさを改めて実感しました。中学生になると、だんだんアクションも照れてしなくなってきますが、2 日目や生徒同士慣れてくると、ちゃんとしてくれるんですよ、アクションも。

4) ジョリーフォニックス勉強会

これまでにも何度か勉強会は行ってきましたが、今回は三部仕立ての一日勉強会を開催しました。第一部ではジョリーフォニックスについて知らない方への説明、第二部は「気になる子ども」というテーマで特別支援についてのお話しとディスレクシアをもつ子どもへの指導実践報告、第三部はジョリーフォニックスを実際に指導されている三名の先生にお話をうかがいました。先生方の実践発表は様々な工夫をされてみえ、感心しました。

5) 香港でのトレーニング

昨年に引き続き、香港でジョリーフォニックスと特別支援についてのトレーニングをさせていただきました。今回、うれしかったのが、昨年 12 月に初めて英語で行った「ジョリーフォニックスと特別支援」に参加された方からの口コミで何名かの方が参加してくださったこと。今回も英語でのトレーニングはドキドキでしたが、とてもよかった、とみなさんおっしゃってくださいました。

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6) Guided Reading

ジョリーフォニックスではなく、「音読指導」に近いイギリスでは普通に行われている読みの指導について、大阪で開催しました。予想を上回るお申込みがあり、びっくりでした。参加された方からも「今まで考えもしなかった」という声をたくさんいただくくらい、画期的な指導法だったようです。フォニックスで「読める」だけではないんです、きちんと理解しているかを様々な観点から指導していくこの Guided Reading はたくさんの方に知っていただきたいと思います。

今回はささっと駆け足でしか紹介できませんでしたが、次回は子どもの声をお届けしたいと思います!

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