2024 年夏 B ジョリーフォニックス総合トレーニング お礼

大変遅くなりましたが、日本への出張中、お盆をはさんで開催したジョリーフォニックス総合トレーニングをご受講くださったみなさま、ありがとうございました。猛暑の中、一日約 5 時間ほどのトレーニングを熱心に受講くださり、大変うれしく思っております。

ジョリーフォニックスのトレーナーは「指導すべき事項」をジョリーラーニング社から伝えられているため、必ずその部分は網羅しなければなりません。それ以外はトレーナーが伝えたいこと、指導したいことをトレーニングに入れ込んでいきますので、同じ日本人のトレーナー同士でもそのトレーニングの長さや内容が変わります。

私は「ただフォニックスを指導できればよい」とは考えておりません。多様な子どもたちがいる中、指導者として知っておかなければならないこと、言語の違い、読み書きのシステムなどもトレーニングで伝えています。また、読み書きに躓く子どもたちがいることも必ず伝えています。こちらはその読み書きに躓く体験をしてもらったときの感想です。

「ディスレクシア」という言葉を初めて知りました。振り返ると、そうだったんだなと思う子どもが何人か思いつきます。その時は、全体に指導するのが精いっぱいで、その子たちに向けて、何の支援もできなかったことが悔やまれます。

実際に、自分が左手でもったり、文字を変えて、書く体験を通して、わたしは、教師として、こんなに苛酷な指示を与えていたのかということに気づかされました。何も、紙と鉛筆だけがすべてではない、いろんな方法があって、その子にとっての使いやすい方法を選んでやればいいのだということ、次に、そのような支援が必要な子どもたちに出会ったときに、できるだけたくさんの引き出しをもって接していきたいと思っています。

知らないと知らないで終わってしまいます。でも、体験することで「あ!」と思うことが出てきます。まずは、そこから。知る、ということから始めてもらうのが大切だと思っています。

次に、こちらの感想。

今までいかに自己流の教え方でやってきたかも気づきました。このトレーニングで今までの考えがだいぶ変わりました。DVD も購入させたいただき、テイチャーズブックも読んでも、トレーニングに勝るものはありませんでした。

自己流・・・そうなんです。自己流というのは結局、指導者(自分)が指導しやすい方法だったり、指導者(自分)から見て一番効果が上がりそうに見える方法になってしまうということ。しかし、自分と子どもたちが同じように学んでいくかというとそうではありません。そこで、本トレーニングでは「多感覚」について学び、自身の学び方や指導の癖についても考える機会を設けています。

私のトレーニングには学校や英語教室の先生だけでなく、保護者の方も受講くださっています。今回も保護者として受講くださった方からこんなふうに感想をいただけて、すごくうれしかったです。

百聞は一見にしかず、ではなくなんて言えばいいんだろうと初日終了後から思っておりましたが、まずは、ティーチャーズブック拝読だけでは全く理解が及んでいなかったことに気付けました。思い切って申し込みさせていただいて本当に良かったです。百聞も百見も授けてくださり、本当に価値ある時間でした。そして楽しかったです!

オンラインをこのように長時間受けたのは初めてでしたが、オンラインでも十分学べたりやりとりできる事が知れた事も貴重な体験でした。(中略)トレーニング開始前は 4 日間もあると思いましたがとんでもなかったです、こんなに短時間でこれだけの内容を教えてくださるなんて、その技術もすごいです。

山下先生が終わりが近づくと寂しい感じがするのよと仰ってましたが、本当に、最後の退出のポチを押した後は寂しい気持ちがしました。

4 日間一緒に学ぶと、オンラインであってもなんだか不思議な連帯感が生まれます。私にしてみたら、受講者の方もかわいい生徒さん。4 日間の終わりはやっぱり寂しく感じます。

みなさま、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております! 

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