2022 年 5,6 月の WS, トレーニングありがとうございました!
気が付くと今年も半分が終わろうとしています。この 5,6 月は
● ジョリーフォニックス総合トレーニング
● ジョリーグラマー 1
● はじめてのジョリーフォニックス ワークショップ
● はじめてのジョリーフォニックス 2 ワークショップ
● 勉強会(ジョリーフォニックスの教材について)
を開催しました!ご参加・ご受講くださったみなさま、本当にありがとうございました!はじめまして~の方、先週もお会いしましたね~という方、3 日間連続でお会いした方もいらっしゃるし、5 年振りという方もいらっしゃって、私自身、とてもワクワクする 2 か月でした。何度も何度も同じトレーニングにご参加くださる方もいらっしゃって本当に本当に感謝です。
本当はここにフィードバックを紹介したいと思っていたのですが、とてつもなく長くなってしまうので、私がいつもトレーニングやワークショップでみなさんに言い続けていることを 3 つだけお伝えします。
① 子どもに教材をあわせる
なにもテキスト通りそのままやればいい、のではありません。「子どもを教材にあわせる」のではないのです。子どもにあわせて読み書きする単語を変えればOK!文のディクテーションもみんなが同じように文をかくのではなく、穴埋めにしておくものもあれば、ひっかけ単語をすでに書いておいてもいいし、付箋に書いておいた単語を並べ替えるというものでもOK!その子その子にあわせて行うことってとても大切。大人数の学級ではなかなか難しいかもしれませんが、3~4種類くらいのレベルにわけて作っておくと便利です。
ただし、指導の目的をずらさないことと、構成自体は変えないこと!ここに注意してくださいね。
② 目標を持とう
クラスには何人も子どもがいます。①にも書いたようにその子にあわせるためには、指導者が「この子にはどこまでできるようになってほしいのか」という目標を持つことが大切だと思っています。
例えば、なかなか文字から音を想起できない子もいます。この子には文字を読ませながら行うよりも、まずは文字なしで耳だけでブレンドできるようにしてみることを第一のステップに設定してみましょう。また、その際も子音+母音が難しいので、まずは母音+子音をくっつけられるようすることを短期目標に設定し、中期に子音+母音+子音ができるようにする、などしてみることも大切です。
みなを同じ目標にするのではなく、個の目標を作りながら授業を行うだけで、授業がとても細やかになっていきます。
③ ジョリーフォニックスで教える
ジョリーフォニックスを教えればいい、と思っていませんか?多くの方が「ジョリーフォニックスを教える」とおっしゃいますが、そうではなく、ジョリーフォニックスで教えるのです。では、ジョリーフォニックスで何を教えるのでしょうか。そう、読み書きの基礎です。でも、個によって進み具合は違いますよね?だからこそ、上記①②がとても大切になるのです。
同じ教材で、その子にあわせて何を指導していくのかを考えること、とても大切です。これはジョリーフォニックスに限った話ではなく、別の教科も、勉強や指導以外でも、何にでも言えることだと思っています。
私自身、普段の授業で大切にしているのが子どもたちがつまずかないように、また、もしもつまずいている子どもがいればどうしたら起き上がって自分で再び歩けるようになるのか、ということです。子どもの視点に立つことを常に考えながら日々の授業を行っています。子どもたちが笑顔で読み書きできるようになったら、そんな嬉しいことはありません。だからこそ、みんな一緒でなくていいんです。
子どもたちから得ることが山のようにあります。教室は私の宝箱でもあり、子どもたちは私の師でもあります。まだまだ発展途上の私ですが、今までに学んだことをみなさんとシェアしたい。
ジョリーフォニックスやグラマーの内容以上にもしかしたらこういう話しの方が多いかもしれませんが、一緒に皆さんと考えていきたくてトレーニングやワークショップを行っています。7 月、8 月にもジョリーフォニックス総合トレーニング、ジョリーグラマー 1 トレーニングを開催します。また、ワークショップもただいま考え中。こんなワークショップがほしい!という要望にもできる限り応えたいと思っていますので、どうぞお気軽にコメントください。
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