フォントについて

みなさんは英語の資料を作るときに、どんなフォントを使用していますか?今まで、意識したことなかった!という方もいらっしゃるかもしれません。

私は Sassoon という書体を使用していますが(このホームページでは導入していません)、有料ということもあり、あまり日本では使用されている方はいないのでは、と思います。

Sassoon US

今まで、小中学校では Ball & Stick 体という書体が多く使われてきていました。

・a を書くときは、c を書いて、鉛筆の先を話してから上から l と縦棒を引く

・b は l のように縦棒を引いて、鉛筆先を話してから縦棒の途中から c の逆になる形をくっつける

というように書く人も多いのでは?

Ball & Stick 体

2018 年度の小学校での外国語活動の教材 We can! からはこの書体がなくなり、ほとんどの文字を一筆で書く書体に変わりました。

それがなに?と思われる方もいますよね、きっと。

でも、この一筆書き、というのがとてもやさしいんです、子どもたちに。例えば、小学校一年生で習うひらがなは「つ、く、し」というように一筆で書けるものから始まり、「こ、い」のように二筆で書くものに移行し、「の」のようにくるりとまわるもの、などと難易度にわけて指導していきます。子どもの発達段階を考慮した指導です。

アルファベットも同じく、一筆のほうが子どもたちにとって優しいんです。特に、目と手の協応がうまくいかない子もいるので、いちいち鉛筆先をはずすと、二筆目をどこにもっていっていいのかわからない、という子もいます。

日本では 株式会社モリサワ さんがこの一筆を意識した UD 書体を開発し、Windows 10 以降には最初からこれらのフォントがインストールされていて、無償で使用できるようです!詳細は UD 書体 をご覧ください。

モリサワ UD DigiKyo Writing

また、モリサワさんの以下のサイトもぜひご覧いただければうれしいです。

UD デジタル教科書体 欧文シリーズ」(この中で、Ball and Stick についても触れています)

4線の引き方と活用方法

<ほかにも読んでいただきたいモリサワさんのサイト>

FONT SWITCH PROJECT

さまざまなためになる事例ばかりですが、この中にある「英語を学びはじめるすべての子どもたちのための英語学習支援」は、「飯島先生のご経験に基づく英語学習の進度と必要となる能力に合わせた「9つの Stage」の理論を基盤とした教材のアイデア(サイトから引用)」があります。

<フォントについて、読んでいただきたいサイト>

英語教育の明日はどっちだ!

松井孝志先生のサイトです。フォント以外についてももちろん勉強になるのですが、日本でこれ以上、詳しい英語のフォントについてのサイトはないと思うくらいです。その中の「本当に欲しいもの」では、さまざまなフォントについて解説してくださっています。

今年、私はイギリスの小学校で 4,5 歳児のクラスを担当しています。ちょうど、文字を習得していく学年で、鑑文字になってしまう子、まだ鉛筆も持てない子、文字の前に音韻意識を育てないといけない子・・・がたくさんですが、やはり、文字を指導する際はかなり気を付けています。

【カテゴリ:英語の教材、サイト】ナビゲーション

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