新年度:日本との違い
イギリスの学校では、先週から新年度が始まりました。儀式的行事:始業式や儀式的行事:入学式、新年度 初日でも触れましたが、イギリスにはこうした儀式的行事はほとんどありません。
私が勤務する学校では水曜日に学校が始まりましたが、通常の時間に子どもは登校してきて、運動場で待つ新しい担任の先生のもとへ集合。そのまま教室に入ります。
教室に入ると、最初は新しいクラスに馴染むため先生のお話があったり、子ども同士自己紹介したり、夏休みのお話をしたりします。
そして、そのまま普通の一日授業へ。半日になることはありません。
私が見ていたクラスでは、早速、体育の授業がありました。何人かの子どもはP.E. kit (体育のセット:Tシャツ、ショートパンツ、トレーナー上下、plimsoll という運動シューズ) を忘れて見学していました。休みが終わる前にはきちんと準備しておきたいもののひとつです。
さて、新年度といえば日本では学級写真を撮ったり、家庭訪問があったりしますが、イギリスではそれもありません。
まず、学級写真は、多くの学校ではスプリングターム(2学期)やサマータイム(3学期)に撮影することが多いようです。
家庭訪問は、レセプションに上がる子どもだけ担任の先生とティーチングアシスタントが一緒に訪問します(詳しくはこちら⇒家庭訪問)。Year 1 からは家庭訪問がありません。多くの担任の先生は「家庭訪問をしたい」とのことですが、時間の都合もあるためか、原則として(家庭になんらかの問題があったり、引っ越してきたりした場合は別)家庭訪問をしないそうです。
保護者の方にとって家庭訪問では、担任の先生にお子さんのことをいろいろ話をするいい機会ですが、イギリスではそうした機会を持つことが難しいので、もしお子さんのことで心配なことがあれば、手紙でもいいので担任の先生の伝えておくといいかもしれません。
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