単語を読み書きする練習の紹介

ジョリーフォニックスのFinger Phonics 1,2,3 を終わった時点で、子どもは s,a,t,i,p,n,c,k,r,h,r,m,d,g,o,u,l,f,b の18音19文字(cとkは同じ音)を習ったことになります。
ここがアルファベット順に習うのと大きな違いです。アルファベット順に習っていったのでは、18音終わった時点で、まだ「s,t,u」というよく使う文字が入っていません。ジョリーフォニックスの文字の導入の順番=よく使う文字からというのは、非常によく考えられていると思います。
また、文字の名前(エィ、ビー、シー・・・)も習っていませんので、子どもたちは文字を見て、そのまま音を発音し、それをくっつけて単語を読むことができるのです。
さて、今日はこの18音19文字を使ってできる単語を読み書きする練習をご紹介します。文字と音を定着させる大切な時期ですので、少し時間をとってでも行ってほしいと思います。
フラッシュカードで繰り返し、音と文字の確認
Jolly Phonics Extra に入っているフラッシュカードを使って、子どもに文字を見せ、正しく音を覚えているか確認します。
20130903_121636_DSC_5766.jpg
マッチングゲーム
習った18の文字を使った単語とイラストを作成します。最初はイラストを見て、単語を読み、意味を理解させます。次に、イラストと単語の部分を切り取り、お母さんがイラスト、お子さんが単語を持って(またはその逆)、一枚ずつ出し合って、イラストと単語がマッチするか確認。
または、単語を読んで、そのイラストを出せるか・・・などなど、ゲーム感覚で遊びながら単語を読む力と語彙力をつけます。
マッチングゲーム例
もし子どもが単語を覚えたら、イラストだけを見せてその単語をチェックし、それを書かせてみてもいいですね。
ジョリーフォニックス エクストラ
121029100506_DSC_1139.jpg
ジョリーフォニックス エクストラのいい点は、ペンがしゃべってくれること。それを利用して、今までの文字と音を復習します。
どの文字のページにも見開きの向かって右端に、コンピュータのイラストと、?マーク、そして単語とCDがついています。この単語を復習として利用していきます。
子どもには単語を見せないで、お母さんがペンでその単語に触れます。するとペンが
r-a-t, rat
というように読んでくれるので、それを子どもに同じように言わせます。1つ1つの文字をしっかりと発音させ、つなげて一つの単語にする練習を繰り返し行います。
その次に、またお母さんがペンで単語に触れ、子どもは聞いた単語をノートに書いていきます。この段階では、書いたら、必ず自分で読み返す癖をつけるようにしてください。
フラッシュカードを使って単語を読む
①で使用したフラッシュカードですが、英語の基本となる「子音・母音・子音」と読む練習をしていきます。
まず、フラッシュカード一番右は子音、真ん中は母音、左は子音の山となるように文字を下になるように分けます。
次に、山から一枚ずつカードをめくり、出てきた文字を読んでいきます。
DSCN2597.jpg
出てきた文字を合わせて読むと cag ですが、これは存在しない単語です。これを「エイリアン・ワーズ(宇宙語)」と呼びます。
続けて同じように一枚ずつめくっていくと、今度は
DSCN2598.jpg
となりました。sim これも宇宙語ですね。
これ、意味が無いように思われますが、子どもたちが出会う単語というのは、それこそすべてが「宇宙語」なんです。なので、知らない単語でも自分で読めるようにしていくという練習になります。イギリスでもYear 1 のフォニックス・スクリーニングチェックでは、こうした宇宙語も出てきます。
でも、あまにりも意味が無い単語ばかりだと、子どももつまらなくなってしまうので、ちょっとお母さんが細工して、意味のある単語の組み合わせになるようにしてあげるといいかな~と思います。
また機会があれば、お家でできるこうした練習も紹介していきたいと思います。

【カテゴリ:シンセティック・フォニックス】ナビゲーション

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください