英語の授業内容
各学年の英語の授業は、
– Word level work (単語をもとにした学習)
– Sentence level work (一文をもとにした学習)
– Text level work (文章をもとにした学習)
の3項目を柱にして構成されています。
Word level work (単語をもとにした学習)
これは、phonics フォニックスや spelling スペリング、vocabulary 語彙力、そして handwriting ハンドライティングのことです。
フォニックスは Year 2 まで、ハンドライティングは Year 4 までに終了します。Year 3 以降、語彙力を養うこととスペリングに重点を置きます。
Sentence level work (一文をもとにした学習)
これは、いわゆる grammar グラマー:文法 と punctuation パンクチュエィション:句読点 のことです。
イギリス人だって、当然、文法を勉強します。例えば、Year 1 では文を書いて、意味が通じるか (make sense) 、文を書く時には必ず capital letter キャピタルレター:大文字 で始め、full stop フルストップ:ピリオド* で終わること、そして finger spaces フィンガースペース:単語と単語の間に指一本分の間をおくこと を徹底して習います。Year 6 のレベルになると、各内容によって使う単語を変えたり、colon コロン: や semi-colon セミコロン; や hyphen ハイフン- などの使い方も学習します。
ハンドライティングに関してはまた詳しく説明しますが、日本ではもう学習しなくなったcursive letters 筆記体 をきちんと練習します。
例:数年前に私がある学校に日本の文化紹介をしに行った後、Year 6 の子どもからもらった手紙です。
ハンドライティングやパンクチュエィションなどの参考になるかと思います。
Text level work (文章をもとにした学習)
まず、Year 1 のうちから Fiction フィクション と Non-Fiction ノンフィクション についてしっかりと学びます。フィクションというのは「作り話」のことで、昔話や絵本、詩などをさします。ノンフィクションというのは「事実」に基づいた話のことで、伝記、辞書、手紙、インフォメーションブックなどをさします。
そして、フィクション、ノンフィクションそれぞれの単元で、reading comprehension:読解力と writing comprehension:著述理解力 について学習していきます。
では、どんなことを実際に学習していくかは、またの機会に。
*イギリスで . のことをピリオドと言ってもほとんど通じません。フルストップという言い方になります。
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