compulsory education:義務教育
いまさらですが、イギリスの義務教育について。
と言うのは、私自身が疑問に思ったので調べてみたのです。その疑問と言うのは・・・
なかなか学校になじめないレセプションに通う4歳の子
レセプションが始まり、レセプションに上がってきた子どもたちは半日登校をしていました。この子も、他の子と同様、半日登校をしていましたが、学校に来るとずっと泣いてばかりでした。教室にいても大泣きをしてしまい、先生もどうすることもできず困っていましたが、少しずつ大泣きすることはなくなりました。
しかし、2週間後にフルタイムになると、再び大泣きが始まりました。ランチタイムになると、泣くだけでなく、走り回ったり物にあたったりする行動も出てきました。そこで、親とも相談をして、しばらくはランチタイムまで登校し、午後は帰宅することにしました。
「いつまで午前中だけの登校が認められますか?」
というお母さんの言葉に
「12月で5歳になるから、そうしたらフルタイムになります。5歳になったら、午前中で家に帰ることはできないのよ。義務教育になるから。」
との先生の言葉。
「え?レセプションは義務教育じゃないの?」
さて。日本では4月2日生まれ~4月1日生まれの子どもは同じ学年です。この子たちが小学校1年生に入学すれば、たとえ学期中に自分の誕生日を迎えることができなくても (例:3月30日生まれ)、義務教育として学校に通います。
ところが、イギリスでは、
「5歳の誕生日を迎えた日から」が義務教育の始まりなんです!つまり、誕生日が8月の子どもは、レセプションに上がったとしても、ずっと4歳のままなので義務教育ではないのです。義務教育でなければ、学校に来なくてもいいわけなので、先述したお子さんの場合も、4歳のうちは午前中で帰ってしまっても、法律的にはいいのです。
では、一体何歳までが義務教育かというと。
16歳を迎える年の6月の最後の金曜日まで
だそうです。
しかし、
2013年からは17歳を迎える年、2015年からは18歳の誕生日まで
となります。
私も今さらながら驚いたイギリスの「義務教育」のお話しでした。
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