2016 年冬ジョリーフォニックストレーニングにご参加いただきありがとうございました

2016 年冬に開催しましたジョリーフォニックス総合トレーニング@新宿&大阪、Guided Reading @新宿にご参加いただき、ありがとうございました。お礼が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。

今回はすべてのコースで満席となり、大変うれしく思っております。口コミで少しずつ広がっていき、また、ジョリーフォニックスを使ってみえる先生方のご紹介でご参加くださる方が増えており、本当にうれしい限りです。

今回のトレーニングから、Part 1 の容をより理解しやすくなるように変更しましたが、そちらも「大変わかりやすかった」とご感想をいただけてよかったです。もともと英語話者のために作られたメソッドですので、私自身が教えいていても、ここは日本人には理解してもらいにくいだろうな、と思う部分も当然、あります。そうしたところを含めて、いかに日本人が理解し、納得してもらうかということが大切だと思っております。特に、文字指導は明示的に指導していく必要があり、それを日本の国語教育と同じように指導していけるシンセティックフォニックスについて、ご理解をいただけてとてもうれしく思っています。

時々、『アクションや話を日本人向けにしてはいかがですか?』『教える順番を日本人に合わせて変更したら?』という声をいただきますが、作者の Sue さんが考えたプログラムであるジョリーフォニックスには、彼女の思いがたくさんつまっており、それを勝手に変更することは、私にはできませんので、ご理解いただけましたら幸いです。(ただし、私の指導経験上、日本人にとって難しいと思われる部分は、ジョリーラーニング社にも話をし、了承を得た上で少しだけ変更させていただいている部分もあります。)

以前からの課題の Part 2 ですが、初めてご参加いただいた方には「難しい」「スピードが速い」「ルールが多くてわかりにくい」「ひっかけ単語が難しい」という率直なご意見をいただいております。こちらは、子どもが通常 1~2 年かけて学ぶところを 3 時間で内容だけを理解していただくために行っているので、どうしても急ぎ足になってしまいます。Jolly Phonics Handbook や Student Book では説明が足りない部分を補いながら説明しているつもりですが、ここはもう少し考えなければ・・・と思っております。

逆に、2~3 回目としてご参加いただいている方からは「前回わからなかったところが、理解できた」「新たに確認できたこと、新情報を学ぶことができた」というご感想をいただいております。今回からは私が使っているオリジナルのアクティビティも紹介し、より具体的にイメージがわいたかな・・・と思っております。

Part 3 は私が公立の小学校で行った授業のビデオを実際に観ていただき、子どもたちの様子や指導の方法を学んでいただきました。その後、みなさまにデモレッスンをしていただきましたが、「見ているのと実際にしてみるとでは、大きな違いでした」という感想をいただき、何に気を付けていけばいいのかを体感していただきました。また、後半部分は特別支援(ディスレクシア)についても少しだけお話させていただき、みなさんにも「できない」気持ちを共有していただきました。実際に自分が「書けない苦しさ」を体験して、初めて子どもたちの気持ちが分かったということもあるかと思います。

また、ここでは復習や普段のレッスンにも使っていただけるような手作り教材も紹介させていただいています。こちらはどんどん使っていっていただければ嬉しく思います。

今回のトレーニングでは、みなさんのフィードバックから、
 ・年齢別の指導について
 ・教材について
 ・同音異綴りの分類
をよりクリアにしたトレーニングにしていく必要があるように感じました。こうした提案をくださったみなさま、ありがとうございます。特に、Part 2 の同音異綴りやひっかけ単語に関しては、ここが英語を母国語としている子どもたちとそうでない EFL 環境にいる子どもたちへの指導方法は変わってくると思います。私自身は、小さい子どもや中学前までの子どもたちであれば、「読むこと」に焦点を当て、書くことは徐々に定着できるようにしていけば十分だと思っています。そういう意味でも早い段階で基本の 42 音を指導し、その後は時間をかけながら同音異綴りやひっかけ単語を指導していくというのが理想かな、と感じます。年齢的には幼稚園年長~小学校低学年くらいで基本の 42 音、その後、数年かけながら同音異綴りとひっかけ単語を指導しながら、本読みも指導していく。そして、英語のインプットと合わせながら、書くことにも移行していく、という感じです。

私もまだまだ勉強すべきことがたくさん!今年も少しでも多くの先生方がジョリーフォニックスを使って子どもたちの「読める!」「もっとやりたい!」という気持ちを引き伸ばしてくださるような指導ができるように、私もトレーニングをよりよいものにしていきたいと思います。2017 年もよろしくお願いいたします。(初夢はトレーニングの夢ばかりでした:笑)。

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