フォニックス:magic e とは

今までの記事からEarly years (4-5 歳児) の子どもたちが、この1年でかなり読み書きができるようになるのがわかると思います。
ところが、英語のややこしいのはこれからなんです。例えば、like はフォニックスのルールに従えば、リケ、make はマケ になるはずなのに、like は ライク、make は メイク と発音します。中学生の時、ただ「覚えなさい」と言われませんでしたか?
実は、これ、ルールがあるんです。それが magic e というもの。
まず、次の各組の3つの単語を見て、それぞれ共通部分を挙げてみてください。
1) tame, made, snake
2) fete, gene, complete
3) like, kite, stride
4) tone, hope, scope
5) tune, huge, use
6) rude, prune, computer
さぁ、わかりましたか?
1) tame, made, snake
2) fete, gene, complete
3) like, kite, stride
4) tone, hope, scope
5) tune, huge, use
6) rude, prune, computer
全て、共通しているのは「母音+子音+e の形」になっていますね。この形が大切なんです。
tub・・・トゥ‐ア‐ブ=タブ ところが、最後に e がつくと
tube・・・トゥ‐ア‐ブ-エ=タベ
とは読みませんよね。
チューブ
となります。
この最後にある e が二つ前の母音 u に「フォニックスではない~名前*に変身せよ~」と魔法をかけると、u は ア と読まずに ユー という名前に変身し、e 自身は、魔法をかけてしまったので自分自身の力がなくなり、音を出せなくなったので、e の音は読まないんです。
magic e 002
made だったら、ム-ア-ドゥ-エ と読むところ、e の魔法によって a の音が、名前である エイ の音に変身して、e は読みません。それで、ム-エィ-ドゥ=メイドゥ と読むんですね~。
5) 6) の u に関しては、音が二種類あるということで
5) tune はトゥ-ユー-ン=チューン
6) rude はル-ウ-ドゥ=ルードゥ
となるのです。
この 「e は、二つ前の母音の音を魔法によって名前に変えてしまう」というのが、今日のタイトル magic e でした!
お分かりいただけましたか?
こうして、少しずつスペルのルールを覚えていきます。もちろん、これ以外でも エイ と読む音はあるし、magic e でも例外はあります。


*名前というのはいわゆるアルファベッドのことで、a, b, c, d・・・を エイ、ビー、シー、ディーと読むことです。それぞれの文字の名前がこれで、音が ア、ブ、ク、ドゥ・・・というフォニックスのことですね!

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