初めての翻訳:Jolly Phonics 保護者/教師用ガイド
11月に「大阪市の英語教育においしい話」として、大阪市でぜひJolly Phonics を使ってください!とお願いメールをした後、回答をいただいたお話もしました。この4月からフォニックス指導も始まったようですね (残念ながら Jolly Phonics ではありません!)。成果が出るといいんですが・・・。
フォニックスを教える教材、イギリスではたくさんあります。学校側が自分たちの指導にあった教材を使って、子どもたちに指導していきます。「子どもたちにあった」ということをきちんとポイントをして抑えておかなければ、いけないと思うんです。
さてさて、私が大好きなフォニックス教材の Jolly Phonics (ジョリーフォニックス。ジョリーは楽しいとか陽気なという意味でもあるのですが、この会社の創始者が Jolly さんなのです (笑)。どれだけ私がほれ込んだかは コチラ。)
なぜ好きなのかというと、
multi-sensory (多感覚) を駆使した教材で、子どもの興味をぐっとひきつけるところ!
決して、覚えさせる教材ではなく、子どもにあった覚えかた (歌、視覚、聴覚、アクション など) で子どもたちは自然にフォニックスを覚えていくところ。とにかく子どもたちの食らい付きがいいのです。
こんな風に一つの文字にアクションをつけて教えていきます。これは p のアクション。
(この画像は私が日本にいる姪っ子に web レッスンをしているところ) 私自身、日本でも使ってもらいたく、ジョリー氏の許可を得て大阪市や他の市教委、本屋、取り次ぎ会社、出版社 etc とたくさんのところへ問い合わせしましたが、ほとんどのところでは
– 時期尚早
– 日本人には必要ない
– もうすでに松香式というフォニックスがあるのに、新しいものは必要ない
というネガティブな返答ばかりでした。
でも、そんな中でも希望は見えてきて、とある市教委でもしかしたら採用してくれるかも・・・!
今、それに向かって進んでいます。もうしばらくしたら、正式に紹介できるといいな。
そして、今後の日本進出を見越して、この Jolly Phonics の保護者・教師用ガイドの翻訳を任され、今日、ホームページに掲載が決定したと連絡をいただきました!
Jolly Phonics Parent/Teacher Guideをクリックしていただき、Japanese version (日本語版) をクリックしてください。日本語での説明が見られます。
初めての翻訳というお仕事。難しかった・・・。自分の日本語の語彙力のなさに愕然となりました (苦笑)。翻訳なので原本に忠実に訳し、且つ、みんなにわかりやすく一生懸命説明したつもりです。ぜひ、上記サイトからご覧いただけましたらとてもうれしいです!
*もしこの教材に興味があったら、ぜひご連絡くださいね。
Jolly Phonics の特徴:
各文字ごとに、こんなかわいいイラストを見て、簡単なお話をします。
「みんなでピクニックに行きました。リンゴやサンドイッチを食べていたら、なんだか腕がむずむずします。腕を見たら a, a, a, ant! (あ、あ、あ、あり!) 」
この a, a, a のときに、アリを追い払うしぐさをしながら、「a a a」と言えば、アクションで a という音が覚えられるというわけ。そして、右上にある a が溝になっているのでここをなぞって文字を練習。
その後、イラストの中にある a がつくものを探して、たとえば、apple なら、a-pp-le という音の組合せから成り立っていることを練習します。
1回に10分弱で指導も終了というこの楽しい教材。その後、10秒ほどの短い歌もあるので、それを聞いて楽しく学ぶフォニックス。絶対、日本人にも受けると思うんですよ。
日本人の苦手な r と l はどうやってアクションをするかというと:
まず、l は
lollipop (ロリーポップ:ぺろぺろキャンディー) をなめましょう~と言いながら、舌を前歯の前に持ってきて
l, l, l と言ってみてください。
これが l の音です。
そして、r は
「犬になってください。犬が毛布を引っ張りあっこしていますよ~。rrrrr」
これが r の音です。
こうしてイメージで教えるので、r と言われたら犬を思い出して、l はぺろぺろキャンディーを思い出せば、O.K.!
簡単じゃないですか?
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