日本にいるうちに学校を決められる?

私のもう一つのブログ『「まる」ないちにち(リンクをクリックすると外部サイトが別タブで開きます)に学校情報をのせていた時から、「もうすぐイギリスへ行くことになっている」日本に住んでみえる方々から、たまに質問を受けることがありました。

「どうやって学校を選んだらいいのか」、「日本にいても学校を選べるのか」、「どこで制服を購入したらいいのか」、・・・。全く知らない国、それも日本語が通じない国で自分で開拓していかなくてはならない不安でいっぱいだと思います。そういった質問にも私が分かる範囲でお答えしていけたらなぁと思っています。

その中で一番多い質問が・・・

「日本にいるうちに、イギリスでの学校を決めることができるか。」

ですが、

→残念ながらできません。

住所が決まらないことには学校を決めることができないのです。日本と同様、住所によって catchment area(キャッチメントエリア:学区)が決められているので、イギリスに住所がなければ学区もきまらない、つまり学校を決められないんです。

もしご家族のどなたかが先にイギリスへみえるようなら、早い段階で学校に問い合わせをしたり、評判を聞いたりしてみて(できれば見学も)、気に入った学校の地域に家を借りるというのがいいようです。ただ、いい学校の地域はほとんど貸家がない!というのは、教育熱心な親はその地域に家を購入したり、借りたりして引っ越してくるからなのです。

ちなみに、イギリスの学校では公立でも「定員」があります。日本なら公立の学校は「来るもの拒まず」ですが、イギリスでは一クラス 30 人まで、教室の数にも制限があるため、もし一学年 2 クラスしかない学校ならば 60 人までしか入学できません。たとえその地区に住むことになっても、定員オーバーしてしまう場合は違う学校へ行かなければいけないのです。もちろん、空きが出たら連絡してもらえ、編入することはできます。

学校の情報は『OfSTED(リンクをクリックすると外部サイトが別タブで開きます)のサイトから得ることができます(英語のみ)。この OfSTED(オフステッド)というのは非政府機関の学校基準局のことです。抜き打ちで学校訪問をして(突然「3 日後に学校訪問をします」という連絡が学校に来る!)、授業内容、学校経営、児童生徒の様子などを 4 段階で評価をしています。

このホームページを見ると学校の様子が分かるというわけ。Ethnic Minority(エスニックマイノリティ:少数民族)の子どもたちへのケアについても触れていることもあるので、参考にされるといいかもしれません。

【カテゴリ:学校が決まるまで】ナビゲーション

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