校内の場所その2

前回の『校内の場所(リンクをクリックするとその記事に進みます)に引き続き、校内の場所について、その 2 です。

classroom(クラスルーム:教室)
日本のような一人ずつの机やいすはありません。Year 1 以上だと大体 4~5 のグループに分かれてテーブルにつきます。

これは Foundation(ファウンデーション:Year 1 の前の学年)の教室。

テーブルは 3 つにわかれています。

これは Year 2 の教室。

右下にあるのが drawer(ドローワー:引き出し)です。日本のようなロッカーはなく、ここにはカバンを入れるくらいです。

cloakroom(クロークルーム:コートなどをかける場所、大体入り口付近にあります)
学校によってはここにカバンをかけることも。

ここに 60 人分のコートがかけられます。

ランチボックスもここに置きます。

shared area(シェアードエリア:共有場所)
学年ごとにこの場所があり、ここで個別に本を読んだり、図工を行ったり、グループ作業を行ったりします。水道や物置もあるため、多目的スペースみたいに使用されます。新しい学校だと水道も教室内にあり、このシェアードエリアがないところも多くなっているようです。

Foundation のシェアードエリア。

黄色のケースには砂、青色のケースには水が入っています。

Year 2 のシェアードエリア。

こうして個別に本を読むことが多いです。

library(ライブラリー:図書室)
日本ほど大きくないです。利用する時間もクラスによって決められているため、自由に本を借りることはできません。

music room(ミュージックルーム:音楽室)
日本のように個人個人にオルガンなどありません。普通の部屋に少し楽器が置いてある程度。学校によっては音楽室がないところも。

technology room (ICT room, computer room)(テクノロジーエリア:パソコン室)

学校よっては、以下の施設があったりします。

Kaleidoscope room(カレイドスコープルーム:直訳すると万華鏡室)
この部屋は最近のイギリスのはやり。ちょっと薄暗くしてあり、気持ちをゆったりさせるセラピールームみたいな感じです。ここでは情緒教育を行います。

counseling room(カウンセリングルーム:相談室)

え?これだけ?と驚きませんか?理科室や図工室、家庭科室はないんですよ。もちろん、private school(プライベートスクール:私立の学校)へ行けばあるのかもしれませんが、state school(スティトスクール:公立の学校)では見かけたことがありません。(※注)

日本とは全く異なる設備。じゃ、理科の実験とか家庭科の勉強はどうするの?と疑問も生まれると思うのですが、これはまたの機会に。

※注:「public=公共」なので、ついつい公立学校を public school と言ってしまいそうですが、public school はイギリスでは通例、寄宿制の中高一貫の有名大学への進学を目指すエリート校になります。公立学校は state school(スティトスクール)と言います。

【カテゴリ:学校の設備と働く人】ナビゲーション

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