Jolly Grammar 1, 2 トレーニング、ありがとうございました。
2017 年 10 月 28・29 日に台風が近づく中、無事に Jolly Grammar 1, 2 のトレーニングが終了しました。文字通り北は北海道から南は九州まで日本全国から・・・そして、なんとシンガポールとイギリスからもご参加していただき、世界中から熱心な受講者の方がお越しくださいました。本当にありがとうございました。
ジョリーグラマーはジョリーフォニックス(基本の 42 音+同音異綴り+ひっかけ単語 72 個)が終了した次のステップです。『グラマー』という言葉にあるように、文法を学びますが、もう一つ、綴りのルールも同時に学んでいきます。つまり、「文法」と「綴り」がジョリーグラマーの 2 本柱です。
ジョリーフォニックスの同音異綴りだけではなかなか定着しない子どもたちもいるけれど、ジョリーグラマー 1 ではその復習だから、大丈夫ですよ~と、ジョリーフォニックスのトレーニングでお伝えしています。みなさん、グラマーのトレーニングを受けられて、その意味がようやくわかってくださいます。
綴りというのは、1 回習ってすぐに使えるようになるものではありません。私も今でも、「あれ?」と綴りのパターンで悩むこともあります。特に、EFL 環境にいる子どもたちだったらなおさらでしょう。だからこそ復習をたくさん取り入れていくことは重要なことです。ジョリーグラマー 1, 2 とも基本の母音の同音異綴りの復習がどんどん入ってきますが、2 からは新しい綴りのパターンも入ってくるので、結構、「うわ!」と思ってしまうかもしれません。ただし、ジョリーグラマー 2 まで綴りを行っていくと、中学校 1 年生の教科書 New Crown の 85%ほどが読めるようになります(出典:山下が現在調査中)。ただし、この中にはシュワサウンドも出てくるので『正確に読める』というところとは少し違いますことをご留意ください。
文法では、子どもたちは品詞からしっかり習得していきます。名詞 (固有名詞、一般名詞)、代名詞、動詞・・・文は必ずこうした品詞から成り立っているから、最小単位の物をきちんと学び、それをくっつけて文にする・・・これも「シンセティック」ではないですか!この方法は、EFL の子どもたちにもわかりやすいと思っています。
ただし、今のところジョリーグラマーはネイティブ用に作られた教材なので、それをそのまま日本に居る子どもたちに導入して成果が出るか、というと、ある程度の工夫は必要だと思っています。トレーニングでも紹介したように、否定文や疑問文では補足が必要ですし、使う単語も精選していく必要はあります。文を読む、書く、といことは、ジョリーフォニックス42音以降、本読みや文づくりなどを通して、ある程度慣れていっているので、それを「品詞」を使って整理していく、という感じでしょうか。
課題もあるけれど、必ず習得しなければならない部分です。私も今後、より EFL の子どもたちにあった方法を考えていきたいと思います。
最後に・・・毎回、私が受講証を渡すだけで、もらわないのはかわいそう・・・と参加者の方のお嬢様が、こんなにかわいい受講証を私に作ってくれたんです!ありがとう、Y ちゃん。私の宝物になりました。
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