フォニックス:基本の音4 ai j oa ie ee or

Jolly Phonics 第4弾の今日は ai, j, oa, ie, ee, or の 6 つの音と綴り。
(*当ブログはJolly Learning 社の許可を得て、イラストや音声などの教材を転載しております。当ブログをみなさんのブログ等でご紹介していただくのは大歓迎ですが、無許可での転載・引用は固くお断りいたします。)



今回のこのフォニックスを見て気が付きました?
まだ、j, v, w, x, y, z の6つの文字と音は習っていないのに、いきなり ai とか oa という母音を2つつなげた音に入ってしまうんです。この2文字で1つの音になる文字のことを digraph (ダイグラフ) と言います。
(もしこの段階までにa の /ア/ という文字ので、 /エイ/ というのは文字の名前をということを知っている場合、以下のように教えます。
ご存知のように a, e, i, o, u は vowels (ヴァウルズ:母音) です。この母音にはおもしろいルールがあります。それは・・・二つの母音が重なった場合、
「最初の母音がおしゃべりで、2番目に来る母音は口をはさむ余地がない!」
という基本ルールです(もちろん、そうでないものもたくさんあります)。
例えば、ai では、
1) 最初の母音=a がおしゃべりで、自分の名前 (a の名前=エイ) をうるさく言いながら歩きます。
2) 2番目の母音=i は口をはさむ余地がなくなって、静かになってしまい音が聞こえません。つまり、無声音になってしまうのです。
3) こうして、ai は /アイ/ という発音ではなく、/エイ/ という発音になるわけです。
これをこの4冊目の本では、しっかりと学習します。
子どもがアルファベットの名前を知らなければ、また、知っていても年齢が低ければ、この説明はないほうがいいかと思います。)

ai
「なに?なに?」
何ですか?と聞くように耳に手を当てながら
ai (エイ), ai (エイ)・・・と言います。
ai-action.gif
ai の音

この “エイ” といういい方は、”Excuse me. (すみません)” “Pardon me. (ごめんなさい)” と同じ意味だそうで、お年寄りがよく使っていた言い回しだそうです。ちなみに辞書を調べても “エイ” では出てこないし、スペルも特にない、と学校の先生が言っていました。

J
「ぷるんぷるんのジェリー(注:日本語ではゼリー)が冷蔵庫からテーブルに
運ばれてきたよ。ぷるぷる震えているね。」
ジェリーのまねをしながら j j j ・・・
j-action.gif
j の音

Finger Phonics より
j1 001 (744x800)j2 001 (727x800)
さぁ、この絵の中に J がつく単語はいくつあるでしょう。答えは下をご覧ください。

oa
「大変!樫の木 (oak tree) が倒れて、ヤギ (goat) が下敷きになっているよ!」
驚くときに使う表現ですから、驚きを表すようにして、口を大きく開けて、
口を覆うようにしてオゥ!ノゥ!(Oh! No!)と言います。
oa-action.gif
oa の音

ie
セーラーマン (船乗り) になったつもりで、上官に向かって敬礼して挨拶します。
ie (アイ), ie (アイ)・・・
ie-action.gif
ie の音


「はい」は英語では「yes」でしょ?なぜ、この子は「アイ」というの?と疑問に思いません?この「アイ」は本当は “aye” というスペルで、「はい」という意味を持つイギリスの方言です。有名なところでは「アイ、アイ、サー」というフレーズですね。「はい、承知しました!」という上司に対する部下の応え方としてよく映画などでも耳にするかと思います。

ee と or
子どもたちがロバを見て、その真似をしています。
手を頭の上にくっつけて手をピンと立てた時に ee (イー)、
手を下げた時に or (オー) といいます。
ee-or-action.gif
ee の音 or の音

ロバの泣き声って、日本では何でしょう?イギリスでは eey ore (イーオー) という声で鳴くんだそうです。これ、くっつけると “イーヨー” となります。そう、くまのプー (Winnie-the-Pooh) に登場するロバの名前ですね!
また、イギリス英語では r の音をほとんど出しません。アメリカ英語ではこの r の音もきちんと出します。

or の音 (アメリカ)

Phonics Workbook より
ee_or_workbooks.jpg


さて、私もずっと苦しんだ オー の発音がここで2つ出てきます。
カタカナで boat はボト、fork はフォク と書くので、同じ音だと思いますよね。ところが、この2つは違うオー の音なんです!ボートは オゥ、フォークは オー という音なんです。ちょっとした違いなんですが、これが通じる英語になるかどうかの大切なところです。英語が得意でなかった(今もだけれど)私には、びっくりの発音でした。

 

 

jug ジャグ (ジュースを入れる容器)
jelly ゼリー
英語ではジェリーという発音
jeans ジーンズ
jam ジャム
jacket ジャケット
juice ジュース
juggler ボールをお手玉のように扱う曲芸
冷蔵庫の横に貼ってある絵
jogging ジョギング
冷蔵庫の横に貼ってある絵

他にもあると思いますので、探してみてください。

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