フォニックス:基本の音 1 s a t i p n

今日は実際のフォニックスの「音と文字(綴り)」についてお話したいと思います。

英語はご存知のように 26 の アルファベットから成り立っていますが、この 26 個の文字から 42 個の音が作られるそうです。どういうことかと言うと

・a という文字は「ア」という音や「エイ」という音を作る
→ 一つの文字で二つの音が作られる

ということですね。

でも、いきなり二つの音を同時に教えてしまっては子どもも混乱します。そこで、どうやってこれを教えていくか、今回は Jolly Phonics(ジョリーフォニックス)という教材を使って、私が実際に学校で見て覚えた方法を紹介します。

Jolly Phonics の「基本の 42 の文字(綴り)の音」は全 7 冊の Finger Phonics という本で学ぶことができ、1 冊につき 6 つの文字(綴り)の音が紹介されています。「文字(綴り)と音の関係」をストーリーやアクションなどを使って覚えていくことがねらいです。

*当ブログは Jolly Learning 社の許可を得て、イラストや音声などの教材を転載しております。当ブログをみなさんのブログ等でご紹介していただくのは大歓迎ですが、無許可での転載・引用は固くお断りいたします。

Jolly Phonics で学ぶ最初の 6 つの「文字(綴り)の音」は s, a, t, i, p, n です。Finger Phonics 1 で学びます。このブログでは文字(綴り)の音のアクションを紹介したいと思います。

a

a-action

「ants(アンツ:アリ)が腕に上ってきたぞ。」手でアリを追い払うふりをしながら a a a・・・と言います。日本語で「え」の口から少し大きく口を開いて「あ」と言うと a の音が出ます。日本語の「あ」の音は英語では u の音に近いので注意しましょう。

t

t-action

「tennis(テニス)観戦。あっちのコート、こっちのコートと忙しく首を動かすよ。」と首を左右に動かしながら t t t・・・と言います。これも舌で音を出すような感じです。

i

i-action

「ネズミの Inky(インキー:Jolly phonics のキャラクター)にインクがこぼれちゃった!」i i i・・・と言いながら手でネズミのひげを描くまねをします。

p

p-action

「party(パーティー)のろうそく消し。」ろうそくに見立てた人差し指を口の前に持ってきて、p p p・・・。この音は破裂音と言ってはじけるような感じで音を出します。

これが Finger Phonics の中の p のページです。

05_p_fp300

さぁ、この中に p がつくものはいくつあるでしょうか。子どもたちも大喜びで探しますよ。(答えはこの記事の一番下に。)

n

n-action

「飛行機が飛んでいる音が聞こえるよ。」両手を横に伸ばして、飛行機になったつもりで n n n・・・と音を出します。「ぬ」ではなく、口を半開きにして「ん~」。

さて、この 6 つの文字と音を一緒に指導していくのですが、最初の段階では、まず、

1. それぞれの文字の音を含む単語をいろいろと探してみる。例えば s ならば s という文字の /s/ という音が含まれる sun, sand, spot などの単語を使って、単語が音と音の組み合わせで成り立っていることに気付かせます。これは最初はなかなか難しいのですが、根気よく行っていきます。

2. 一文字につき一つの音があることがしっかり定着したら、at, an などの単語を読むように練習していく。a—t と最初はゆっくり読み、段々a–t, a-t, at というように文字と文字の間のギャップをなくすように読んでいく。(このように文字を一つずつ読んでつなげていくことをブレンディングといいます。)

3. 次に、その単元までに習った文字(綴り)で in, it など二文字でできる単語を指導者が break up(ブレイクアップ:ばらばらにする→このことをロボットトークということもあります)して、一つ一つの音を読む。in なら i—n(イ ン)と一つ一つゆっくり読む。

4. この音を速く読んでみる。イ—ン → イン 。これを子どもに言わせてみる。

5. 慣れてきたら、普通の速さで言ってみて、子どもに何の音の組み合わせか言ってもらう。it と指導者がいい、子どもが i, t という。

6. 今度は 3 文字でできる単語を同じように行う。

7. これを今度は口頭でいうのではなく、書いてみる。(聞いた単語を書くこの行為のことをセグメンティングといいます。)

この繰り返しによって、徐々に単語を読み、そして書けるようになっていくのです。

Finger Phonics 第 1 巻の終了時点までに学習する 2 つのvowel(母音)と 4 つの consonant(子音) の組み合わせによって、どれくらいの単語が読めたり書けたりするようになると思いますか?

VC(母音-子音)の単語
it, in, at

CVC(子音-母音-子音)の単語
sit, sat, pat, pin, tin, tap, nap, nip, tan, pan

たった 6 文字でこれだけの(実際にはもう少しありますが)単語ができるのです。


【答え】
これだけでも、かなりの単語を学ぶことができますね!

caterpillar イモムシ
cup コップ
cupcake カップケーキ
drip / drop しずく
ketchup ケチャップ
napkin ナプキン
party パーティー
party hat パーティーの時にかぶる帽子
party horn 吹き戻し
pig ぶた
pink ピンク
plate お皿
pop 風船がポンと破裂
popcorn ポップコーン
present プレゼント
puff 息をぷっと吹き出す
spider クモ
spin コマを回す
spoon スプーン
top コマ

いくつ見つけられましたか?もっとあるかもしれませんね。


2016 年 9 月追記
上記文中のリンク切れになっていた音声を聞けるように訂正しました。
ジョリーフォニックスはアクションが目立ちますが、定着が良い理由はアクションではありません。その秘密は私のトレーニングにお越しください!

【カテゴリ:ジョリーフォニックスについて】ナビゲーション

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