1 年生英語の授業 – Man on the Moon を用いて –

私はイギリスの公立小学校に勤務していますが、主に 1 年生を担当しています。日本と異なり、教科書がない (*) ので、ナショナルカリキュラム(日本でいう学習指導要領)(**) に沿うような教材を教師が用意します。英語の授業では、市販の絵本を用いることがほとんどです。

*『教科書がない』参照(←クリックすると別タブで過去のブログ記事が開きます)

**『National Curriculum 指導要領の制定の背景』参照(←クリックすると別タブで過去のブログ記事が開きます)

今回、1冊紹介する本はこちら、Man on the Moon, a day in the life of Bob (by Simon Bartram)。

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ストーリーは上記 Amazon ページでご確認ください。今日はこの 1 冊の本を 2 週間かけてどんなことを学校で指導していくのか紹介します。

【Time Connectives】
このストーリーは時間の流れがわかりやすいため、First, Next, Then, After, Finally という時間を表す言葉(Time connectives)を学びます。

【Speech Marks】
実際にはこの本には会話は出てきません。ただ、主人公の Bob が友人たちとお昼ご飯を食べる描写、観光客に説明をする描写が出てきます。そこで、Bob が何と言っているのか、子どもたちに出してもらい、speech marks を学習します。

【Adjectives】
形容詞は 1 年生になってから何度も学習していますので、子どもたちは adjectives = describing words とわかっています。今回の本では、月、ロケット、Bob の宇宙服などについていくつか形容詞をあげていきます。例えば、月を表現する形容詞にはこんな言葉を出しました。


ホワイトボードにこのように書きます(写真を撮っていないので、紙に書きました)。これを見て、子どもたちは自分で文を作ります。

大体 2 週間でこの 1 冊の本を使って授業を行います。授業の流れとしては

・どこで誰が何をするのか、という内容構成について把握

・自分でロケットのイラストを描いて、形容詞を用いて描写

・形容詞を用いて月の描写

・First, Next などの Time Connectives を使って、全体の流れを自分の言葉で書く

・友達と話している様子をスピーチマークを用いて書く

・自分が月に行ったと想像し、何を見たのか、誰と話をしたのかを日記として書く

といった具合です。

たった 1 冊の本ですが、学べる内容がたくさんあります!イギリスの学校で勤務するようになって、こんな使い方、指導方法があるのか、と毎回、感心しています。


絵本紹介+授業内容を楽しんでいただけるようであれば、シリーズ化していこうかと思います。こんなこと知りたい!というものがあれば、ぜひ教えてください。

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