第 27 回 JPF 勉強会「中学でのフォニックス指導」手島良先生
私の「ジョリーフォニックス総合トレーニング」をご受講くださった方にはどなたでも私が運営している『J Phonics Fan』(以下、JPF)という無料のコミュニティーに招待しています。そして、この JPF サイトでは 2 か月に 1 回無料勉強会を実施しています。(↓リンクや画像をクリックすると外部サイトが別タブで開きます)
今月 3 月はまさに「フォニックス祭り」(笑)!
●3 月 14 日, 28 日は名古屋大学の大名力(おおなつとむ)先生の「英語の発音」の勉強会(←クリックすると先生の X『英語の発音と綴りなど @bupxdnq』が別タブで開きます)
●3 月 21 日は手島良(てしままこと)先生の「中学でのフォニックス指導」の勉強会(←クリックすると先生のブログ『英語教育あれこれ:「どれ?」「それ!」』が別タブで開きます)
大名先生の勉強会(後日また記録として紹介します)では理論をしっかり学び、手島先生の勉強会(今回のブログで書いている内容はこちらです)では理論もですが、中学生への実践がとても勉強になりました。
本来は 6 時間でお話される「中学でのフォニックス指導」についての内容を、2 時間という短い時間にぎゅっと凝縮していただきました。本当にたくさんの大切なことを教えてくださいました。最初に「なぜ英単語を 10 回書かせるのか、10 回書かせることにどんな意味があるのか」という問題提起があり、漢字学習と対比させながらのお話は合点がたくさんありました。発音記号についても、これを漢字学習の「ふりがな」ととらえている話、フラッシュカードの意味などなど、「おぉ~、そうだ!」と話を聞いていてもワクワクが止まりませんでした。
日本にはフォニックスの指導法はたくさんあります。手島先生は「OOフォニックス」という型ではありませんでしたが、考え方はシンセティック・フォニックスと似ているな、と感じました。まず、6 音とその文字を教えたら、それだけで読み書きできる単語を提示、それに 3 音とその文字を指導し、9 音で読み書き、・・・と増やしていく方法の箇所はまさにシンセティック・フォニックスと同じです。その後、書き足す方法で単語を「無理無く読める」ようにしていきます。
シンセティック・フォニックスで読み書きを指導していて、時々、指導者の方から『連続子音字(pl, gr, st など)を読ませると、どうしても子音に母音がくっついてしまいうまくブレンディングできない』という声を聞きます。その子たちにはこの手島先生の書き足す方法はいいかも。早速試してくださった参加者からこんな声をいただきました。
書き足し法、早速試してみました。連続する子音にどうしても母音が入ってしまう子にやってみたところ、きれいな音で読めました!驚きました!「単語」で見せ直すと発音が戻ってしまうのですが、繰り返し書き足し法で練習して正しく読める癖をつけていきたいです。
そして、もう一つぶち当たる壁が『音節』。強弱のつけ方が難しいし、綴りとの乖離もあるので、読み方を指導することは難しいのですが、この書き足す方法で多音節も読めるように指導しやすい!と興奮しました。
また、私自身「母音を制したものが英単語の読み書きを制す」と普段から言っているのですが、やはりいかに母音字が大事なのかもお聞きし、それを徹底した指導に感動しました。そして、何よりも感動したのが手島先生の生徒への愛です。添削の仕方、言葉、読ませるときの声掛け一つとっても本当に愛があふれている。生徒を混乱させない、生徒に何を理解してもらいたいのか、ということが一番に感じられるお話でした。
参加者の声
長年の実践に基づく教授法と「発音と綴り」の大切な捉え方を教えていただき、素晴らしい学びの 2 時間でした。ありがとうございました。(6 時間、受講したかったです!)
私はまだフォニックスを教え始めて日が浅いので、手島先生のような声かけができるようになるまでには訓練が必要ですが、今回教えていただいた「書き足し方」をやってみたいと思いました。講義中に一緒に発音していましたが、先生のおっしゃるように自分の口の形が自然に動くことが不思議でした!
また自分が小中学生の頃、NHK ラジオ基礎英語のリスナーだったので、おそらく手島先生が教えていらっしゃった時期とは重なってなかったとは思いますが、「音を弱く喋る」という練習法には覚えがあり、中学校の頃の記憶がフラッシュバックしました。いただいたレジュメを大事にまた復習します。
私の教室は小学生が多く、まだ書くことよりも読むことのほうがメインなので、すぐにでも「書き足し法」で読む練習を取り入れてみたいと思いました。
そして、私の中で 1 番ハッとさせられたのが「助言」のところでした。先生が実際にいくつかの単語でやってくださいましたが、「これならできる!」と思えることばかりで、「声掛けの仕方 1 つで、子どもたちのハードルを下げてあげられるな」と実感できる内容でした。それらがしっかりと記載されている資料のご提供にも感謝いたします。
また、日頃から子どもたちへの声掛けには十分注意をしていると思っていましたが、「この単語は間違いやすいから気を付けようね!」は普通に言っていました…(反省)確かに、この言い方では「難しい!」という印象を与えてしまいますね。間違えた時の修正のコメントなども含めて、「子どもたちのためにもっと深掘りできることがあるな」と考えさせられました。
それから、アクセント=普通の音量にすればよかったんですね!ASD の生徒にオンラインで指導しているのですが、2 音節 3 音節の単語になるとアクセントが変になってしまうことが多く、修正するといつも大声になってしまい、イヤホンをしている私の耳がおかしくなりそうだったので、今後は「他を弱く」ということで、私の耳が救われます。
子どもたちはもちろんですが、私たち指導者にとっても「これならできる!」と思える内容が盛り沢山で、あっという間の2時間でした。お忙しい中、貴重な学びの機会をありがとうございました。
中学生に丸暗記ではなくスペリングが覚えられるし、たいていの英語は読むことができるようになるって技を教えてあげられることができるのはなんてすばらしいことかと思います。
小学校で英語が始まってから、中 1 の 1 番最初に「英語が苦手です。」と言う子が激増しとてもショックを受けました。そして、フォニックスの良さを知っていて、それを教えたいと思ってもこなさなければならない文法量の多さ等、終わらさなければならない教科書の内容等でなかなかできない現実でした。教科書にもフォニックスはのってはいるのですが、時間をかけられるところではないのが実感でした。手島先生のようになめらかにすらっと大事なポイントを教えることができたならなーと思ってしまいました。
今はその後悔を打ち消すように中学校の自己紹介で「英語が得意です。」と言いたくなる子供になるように教える努力をしています。とっても学ぶことが多い 2 時間でした。ありがとうございました。
去年の夏に名古屋大学でお話をお聞きして、もう一度ぜひお話を聞きたいと思っておりました。夏のときもそうでしたが、今回もメモを取る手がとまりませんでした。三段階書き取り法、書き足し法についてより理解が深まっ多と思います。自分でも実践してみたいと思いました。
私は今中学校の支援級の担任をしており、自閉の子、知的の子が混ざった支援級のクラスで今年一年ジョリーフォニックスを使って英語を教えてきましたが、やはりダイグラフになると読み書きが難しくなるのを感じております。まず一音ずつ単語の空欄に書く復習をしてから書き足し法をやると子供たちにとってはわかりやすくなるのではないかと感じました。
先生の子供たちへのテストの間違いの添削を拝見して、自分もこのような愛ある指導をしていけたらいいなと強く思いました。
すべての感想を紹介したいくらい、みなさん、衝撃を受けた 2 時間でした。英語の読み書きを指導される方みんなに聞いてもらいたいな~と思うお話でした。手島先生、ありがとうございました!(実は手島先生と私は同郷。なんかうれしい(笑)。)

手島先生を囲んでいい笑顔~
手島良先生はハンドライティングでも高名な先生です。私のハンドライティングのバイブル本の一つでもあるこちらもお勧めです。
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また、手島先生のフォニックスに関するご著書はこちら。
↑こちらは廃版になっていますが、手島先生ご自身はこちらのご著書を大変お勧めくださいました
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