2025 年最後のトレーニング、終了しました
11 月 23 日~12 月 14 日の日曜日 4 回にわたって、ジョリーフォニックス総合トレーニングを開催しました。部分受講を含めると 19 名、最終日の Part 3 は 15 名の方が受講くださり、ジョリーフォニックスの指導、読み書きということ、支援などたくさんのことを学んでいただきました。

初めて受講された方の感想
ちょうど本日の1、2年生のレッスンでディクテーションの手順のなかで指で1つ1つの音を確認しながら行ったところ、今まで自信のなかった男の子が「あっわかった!!」と全問正解していました!本人の自信に満ちた顔が頼もしく、私も理解できた瞬間を共有できたことが本当に嬉しく感じるとともに、講師の適切な指導がいかに大切か痛感しました。子供たちにどのような力をつけてほしいのか。それを考えて指導すること。日々子供たちを前に指導しているとつい忘れがちになってしまう私にとってお守りのような言葉になりました。
毎回の5時間の講座がどのようなものか想像もつかなかったですが、ますます学びたいことが増えました!!先生との出会いに感謝しております。本当にありがとうございました。
素晴らしい授業をありがとうございました。まず、一番驚いたことは山下先生の講義は5時間があっという間に過ぎるということです。山下先生の話し方やテンポ、資料、指示、内容すべてがUDになっていてとても分かりやすかったです。今回は参加型の講義で、私にとっては緊張する場面もたくさんありましたが、山下先生の授業は「失敗は恥ずかしくない、わからなくても大丈夫。」という気持ちになり、安心して授業に参加することができました。私も子どもたちにそんな風に感じさせるような授業がしたいな、と思いました。今回は英語のフォニックスの講座でしたが、それ以上に教師として必要なスキルや考え方をたくさん得ることができました。
シンセティックフォニックスやジョリーフォニックスについての知識が全くなく、今回のトレーニングを受ける前の私は、「今よりも読み書きができるようになる」ことがゴールだと思っていました。そこに、読み書きに困難を抱える児童の姿は見えていませんでした。
最終のトレーニングを受講して、支援の必要な子どもたちが喜びや自信を感じられるような授業の可能性を知り、とても嬉しく思いました。指導者となる自分自身のより一層の意欲にもつながりました。
フォニックスの指導法そのものが大変勉強になったことはもちろんですが、それ以上に先生の愛情溢れるお人柄、エネルギッシュでパワフルな姿勢が強く印象に残っています。なぜ先生がこれほどまでにjollyphonicsを広める活動に情熱を注いでいらっしゃるか、その背景にある思いや人生のお話を伺い、私自身も「一日一日を大切に、目の前のことに一生懸命向き合って生きていかなければいけない」と心から感じました。
また、実際指導されている先生方から、生徒さんの成長についての話を聞くことができたのも、とても貴重な経験でした。Jollyphonicsは単なる「読み書きできるようになるための指導」ではなく、子どもたちの自信や可能性を大きく広げることができるのだと改めて実感しました。
再受講の方の感想
再受講して本当によかったです!今まで、再受講された方々が絶対に再受講した方が良い!と仰っていたのが分かりました!再受講を通して学びを深められたことはもちろんですが、私にとっては、色々な誤解や指導法の間違いに気付けたことがとても大きな収穫でした。4回のセッションの期間に学んだことをすぐに実践し、子どもたちの反応が大きく違ったことに感動しました。
トレーニングの中で一番印象に残ったことは、目の前の子どもたちの様子をみる!工夫する!という事でした。1回目の受講で指導法の流れを学び、それがある程度定着してきたからこそ、次は、目の前の子どもたちをしっかりと見て、子どもたちのために授業を工夫していきます。山下先生が様々な工夫をされているのが、全部子どもたちの学びの定着や更なる学びの意欲の為なのだと、今回の受講を通してそのメッセージを強く感じました。
言語教育、特別支援教育の奥深さを改めて感じ、奥深いから故、このトレーニングの再受講の意義は大きく、子どもの前に立つものとして今後もスパイラルに何度も学ぶことの必要性を感じています。
書体について、今年度一学期期末テスト用紙に、CenturyフォントとUDデジタル教科書体が混在しており、特別支援クラスの生徒が混乱したことが実際に起きました。書体に留意すべきことを初回受講でも学びこの件英語科主任と話しをし、原級、支援クラス共にテスト含め配布教材の書体を教科書会社がダウンロード提供しているUDフォントに統一する、ということになりました。私にでき得ることから行動し生かしていきたいと思います。
Nativeの子どもたちでさえ一歩一歩学びのステップを得ていることを考えると、英語教育に関わる先生方はもっと丁寧に子どもの側に立ち多様性ある子どもを知ること、そのために全教員への特別支援教育的な知識の必要性を感じました。
本当は全員の感想を紹介したいのですが、あまりにも長くなりすぎるため抜粋させていただきました。ご受講いただきありがとうございました!
ジョリーフォニックスのトレーニングに興味がある方は
・ジョリーフォニックスの指導方法を知りたい
・ジョリーフォニックスを指導したい
と思っている方がほとんどだと思います。
しかし、私はトレーニングの中で何度も
・ジョリーフォニックスで読み書きの基礎を指導すること
・その指導はなんのために行うのかを明確にすること
・指導のコツや技能に目を向ける前に目の前にいる子どもを見ること
ということを繰り返し口を酸っぱくして言い続けています。つまり、その子に今何の力をつけさせようとしているのか、その子はその学習段階にいるのか、その子がその力をつけるためにはどう指導すれば良いのかということを総合的に考えてもらうようにしているのです。こだからこそ、
・発達段階
・ディスレクシア
・書体
・支援
など、一見するとジョリーフォニックスに関係ないように見えるさまざまな点についてもトレーニング内で学んでいただいているのです。1 回のトレーニングに 20 時間をかけるのはちょっと・・・と思っている方がほとんどだと思います。しかし、受講された方はみな口をそろえて「あっという間の 20 時間だった」とおっしゃってくださいます(再受講の方も!)。そして、やはりそれだけでは足りないということで再受講も積極的に行ってくださいます。
今、次期学習指導要領に向けて文部科学省教育課程部会外国語ワーキンググループ(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/108/index.html)での話し合いが行われています。私にはどうしても子どもたちの姿がそこに見えません。子どもたちは「学びたい」「できるようになりたい」「知りたい」のだと思います。小学校で登場する数百の単語を丸暗記させるのではなく、子どもが自ら読みたいと思えるようになるための指導、今後目にするであろう数千の初見の英単語を自分で読むための基礎を身につける指導。それは発達段階から考えても小学校高学年であるからこそできることだと思うのです。
中学年(3, 4 年生)の文字の指導一つとっても、今の学校では「まとめて」アルファベットを指導しているだけです。1 回 5 分でもいい、もし 1 文字を 1 回に 1 つずつ丁寧に指導していけば、中学年で十分に 26 文字のアルファベットの認識ができるようになります。でも、いきなり 26 個の文字を見せて、読み方を教えて、5~6 個まとめて書いて・・・これはすでに文字を知っている大人だからできること。初めて文字に出会う子どもたちには一つずつ時間を取って指導していってほしいと思います。単純に考えても中学年で 70 時間あるわけです。大文字小文字を一つずつ教えていっても 56 回です。2 年間で十分可能です。その間に文字(綴り)の音を丁寧に教えて、読み方(ブレンディング)と書き方(セグメンティング)を高学年で指導して「自分で読む方法」を身につけることができたら、初めて見る単語でも「読もう」とする姿勢が育つのになと思っています。
小学校と中学校の接続を大事にするのであれば、基本的な英語の音素を小学校で指導しておくことが重要だと思っています。中学校では遅いのです。中学では文法や長文が出てきます。中学 1 年生から「読み方」を教えて間に合うのでしょうか?黒板に書かれた単語を読むことができないのに、どうやって文法を指導していけるのでしょうか?
今回のトレーニングではこんなことも話をしていきました。フォニックスではなく、「シンセティック・フォニックス」が日本人にあっているのです。どうかそれに気づいてほしいです、ワーキンググループの先生方、文科省の方。学ぶのは子どもたちです。その子どもたちを見てほしいです。
最後にもう一人の感想。
小5の息子が先日もってきた英語プリントに博物館のイラストがありその下に”Museum”の文字がありお手本通りに書いてみよう、と記載があった。子供にとっては読めない単語のただの書き写し。
何をやらされているか分からず子供が不安にならないよう「英語を教えるときの基本指導原則」をまずはしっかり私たち教える側が守り子供に不安を与えないようにしてくことが大切だと感じた。
例えば社会見学などで博物館や美術館、記念館などに行って、見て、体験した後ならば museum の単語を覚えるのも意味があると思いますが、なんとなく知っているまたは知らないものの名前を覚えるのは難しいと思います。このあたりも実際の子どもたちを見て、その単語の指導が適切なのかどうかを見て考えることが重要になってくる部分ですね。
次回のジョリーフォニックス総合トレーニング(←クリックすると別タブで開きます)は 2026 年 2 月 21, 22, 28, 3 月 1 日(土日x2)の 4 日間です。ジョリーフォニックスを教えるのではなく、あくまでジョリーフォニックスで読み書きの基礎を教える、ということに興味が出た方、お待ちしております!
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