個々の机がない

私が日本で教員をしていた時、学期初めには子どもたちの体にあった机といすを選んでいました。やはり机は自分の体に合っていないと、姿勢も悪くなってしまうので、これはとても大切なことなんです。
が、イギリスへ来て「え~~~」と驚くのが、個人に合った机やいすは使用しない、ということ。
クラスの中には大きく3つ~5つのグループに分かれたテーブルがあります。子どもたちはそれぞれ自分のグループのテーブルにつくわけです。体が大きくても小さくてもみんな同じテーブルといす。
机といす
この教室では4つのグループに分かれているのがわかりますか?この写真は教室の正面から撮っているのですが、子どもによっては、前にあるボード(黒板やホワイトボードなど)に背中を向けているわけです。左手前に座っている二人の子を比べても、かなり体の大きさが違うのが分かると思います。それでも、同じ大きさの机といす。
また、学校や学年によっては、長机を用いて、なるべく正面を向いて座ることもあります。が、そういう場合も教室の大きさの関係上、どうしても正面に対して横向きに座らないといけないこともあります。(机の向きをコの字型に設定しているわけです。)
日本風に個々の机といすに座り正面を向いて机を並べるのは今ではありませんが、30~40年ほど前までは行われていたそうです。
ちなみに、イギリスではこうした教室で使う机は table (テーブル) と言い、desk (デスク) とは言いません。

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