ジョリーフォニックスでの指導とトレーナーについて

最近、「ジョリーフォニックスが良いって聞いたけど、何なのですか?」「誰でもジョリーフォニックスを教えていいの?」というお問い合わせをいただきますので、ごくかんたんにここで整理しておきますね。

Q:ジョリーフォニックスってなんですか?

A:イギリスの Jolly Learning 社 が出版しているシンセティック・フォニックスの教材/プログラムです。

ジョリーフォニックスはイギリスの Jolly Learning 社 が出版しているシンセティック・フォニックスの教材/プログラムで、英語の「音と文字の関係」を多感覚で指導・学習していくために用いられます。イギリスの教育省が「英語の読み書きの基礎」として打ち出している「Letters and Soundshttps://www.gov.uk/government/publications/letters-and-sounds)」のベースとなったものです。日本の「国語」の授業の中で言うと「ひらがな」「カタカナ」「漢字」などの読み書きの基礎の部分を小学校1年から数年かけて指導・学習していく部分にあたります。

よく「アルファベットの音」と勘違いされる方がいらっしゃいますが、それだけでは足りません。国語でも「あ」~「ん」の指導だけでは「ば」や「ぱ」(濁音や半濁音)も「しゃ」や「っ」(拗音や促音)も読めません。また「おとうさん」と書いて「おとーさん」と読むことも、指導しなければ出来ません。このように、まずは英語の「42 音とその基本の綴り」を学び、その後、その基本の綴りと違う綴り方をする「同音異綴り」(「あ」という綴りで言えば「ア」「亜」「阿」など)、さらに既存のルールに当てはまらない「ひっかけ単語」(「今日」「一人」などのように特別な読みのもの)といったように、体系的に「音と文字の関係」を学ぶ必要があります。それらを含めた読み書きのルールの本当に基礎となる部分を、ジョリーフォニックスを使って指導・学習することができます。

また、ジョリーフォニックスについて「アクション(ジェスチャー)で文字と音を覚える教材ですね!」「英語の正しい発音を身につける指導法ですね!」などと言う方がいらっしゃいますが、これらは本質ではありません。アクションは確かにありますが、これは単に音や綴りを想起する目的で行う 1 つのアクティビティーであり、多感覚の指導の 1 つでしかありません。また英語の発音は身についていきますが、「正しい」発音というものは 1 つではありませんし、それが身につくのも音と文字の関係を学んだ「結果」でしかないからです。

Jolly Phonics is a comprehensive programme, based on the proven, fun and multi-sensory synthetic phonics method that gets children reading and writing from an early age. This means that we teach letter sounds as opposed to the alphabet. These 42 letter sounds are phonic building blocks that children, with the right tools, use to decode the English language. When reading a word, they recognise the letters and blend together the respective sounds; when writing a word they identify the sounds and write down the corresponding letters. These skills are called blending and segmenting. These are two of the five skills that children need to master phonics:…

How Jolly Phonics works, Jolly Learning (https://www.jollylearning.co.uk/jolly-phonics/) より引用

この引用からもわかるかと思いますが、ジョリーフォニックスは「アクション」や「正しい発音」を謳っているわけではなく、あくまで「読むこと」「書くこと」を子どもたちができるようにするための教材・指導法なのです。ジョリーフォニックスでの指導を通じて子どもたちは次の 5 つの技能を身につけていきます。

・文字(綴り)の音を覚える

・文字(綴り)の形を覚える

・ブレンディング(聞いた音、または読んだ文字(綴り)の音をくっつける)

・セグメンティング(聞いた単語の中の音を認識する、また分解する)

・ひっかけ単語を正しく綴る

これらを身につけることで、英単語を丸暗記すること無く、見た単語を自分で読む、聞いた単語を自分で綴る、といった基本的な読み書きができるようになっていきます。もちろん国語同様に英語にも例外が多いため、すべての単語を読める・書けるようになるわけではありませんが、英語の読み書きの高い壁が低くなったり、また自分で登ってみようという意識に変わっていくことに繋がります。

ジョリーフォニックスで指導するのは「42 音と基本の綴り」「同音異綴り」「ひっかけ単語」の 3 種類の「音と綴りの関係」です。これらがそれぞれ何なのか、どうやって指導するのか、指導にあたって何が目的で何に注意して行けば良いのか、などということは後述の教材に記載されていますし、また後述の公認トレーナーのトレーニングでも指導されますので、そちらをご参照ください。

Q:シンセティック・フォニックス? フォニックス? なんですか、それ?

A:フォニックスは「音と文字の関係」やその指導法で、シンセティック・フォニックスはその中の一つの大きな体系を指します。

「音と文字の関係」やその指導法をフォニックスというのですが、シンセティック・フォニックスはその中の 1 つの大きな体系です。簡単に言うと、「音素」という英語の一番小さな音の単位とその綴り方を学んで、それをくっつけて読み書きに活用する方法です。(詳しく知りたい場合には、私のトレーニングをご受講いただければと思います。)

シンセティック・フォニックス以外にも、綴りの読みを学ぶアナリティック・フォニックスや、日本では松香洋子先生が独自に築き上げた松香フォニックスなどがあります。これらはどれが優れているとか劣っているとかというものではなく、それぞれに特徴があるものです。それぞれに合った用途で使い分けることができるなら、それが一番かと思います。

私個人としては、やはりシンセティック・フォニックスが一番子どもたちや先生たちにとって負担が少ないと思っていますし、その理由も含め、私の「ジョリーフォニックス総合トレーニング」の中で丁寧に説明しています。受講されたみなさん、ガッテンしていただいていますよ。

Q:誰でもジョリーフォニックスで読み書きを教えていいの?

A:はい、もちろんです!

ジョリーフォニックスで子どもたちに英語の読み書きの基礎を教えるのに、資格も試験も何もありません。また、どこかの団体に登録したり、教材使用料を払ったりする必要もありません。さらに、トレーニングやコース、セミナーなどを受けなければ教えられないという類のものでもありませんし、指導者用の「トレーニングプログラム」という固定のものがあるわけでもありません。

日本語話者向けに編集された「はじめてのジョリーフォニックス」の教材さえあれば、その内容に沿って前から順に進めていくだけで、どなたでも教室やお家でジョリーフォニックスを使って英語の読み書きの基礎を指導することができます。

指導を始める前や指導でつまずいたときなど、必要に応じてトレーニングやセミナーなどを受講すれば、よりしっかりと指導方法などをご理解いただけるのかなと思っています。

Q:ジョリーフォニックスで読み書きを教えるための教材は何が必要なの?

A:日本語版ならば「はじめてのジョリーフォニックス」の 4 冊が必要です。

前述の通り、ジョリーフォニックスは英語の「音と文字の関係」を多感覚で指導していくプログラムです。「音」と「文字」を覚えるだけではなく、学習した順にその「音」と「文字」を自分で操作できる力も同時に身につけていくことが重要です。そうすることで、書かれた単語を自分で読み、聞いた単語の音からどう綴るのかを考えて書くことができるようになっていきます。

そのための教材として、日本語版であれば次の 4 冊が必要になります。

・はじめてのジョリーフォニックス ティーチャーズブック

・はじめてのジョリーフォニックス ステューデントブック

・はじめてのジョリーフォニックス2 ティーチャーズブック

・はじめてのジョリーフォニックス2 ステューデントブック

最低限、これら 4 冊があればジョリーフォニックスで指導する範囲はカバーすることができます。通常の進め方であれば、3 年間分の指導内容となりますが、ある程度の年齢以上(例えば高校生以上)などの場合には、子どもへの定着度をしっかりと見ていく必要はありますが、たいていもっと短期間で指導することが可能です。

上の画像のリンクをクリックすると Amazon の該当ページへとジャンプするようになっていますが、上記 4 冊は東京書籍からの出版物です。東京書籍のホームページ(https://www.tokyo-shoseki.co.jp/)の「商品を探す」ボタンで「はじめてのジョリーフォニックス」を検索すると 4 種類の教材が確認できます。そのそれぞれのページに「紙の書籍を購入する」というボタンがありますので、そちらから販売店を探すことができるようです。これらの教材に関するお問い合わせは、出版社の東京書籍にお願いいたします。

Q:それ以外に必要となる教材はあるの?

A:特にありませんが、あると便利なものはたくさんあります。

日本語版「はじめてのジョリーフォニックス」の他には何も無くても指導は行なえますが、あったら便利かなと思う教材はあります。例えば、

・子どもたちの手元に持たせておきたい Jolly Phonics Letter Sound Strips

・レッスンの中であると便利な Jolly Phonics Cards や Jolly Phonics Puppets

・お話の絵本の多感覚バージョン Finger Phonics Books 1-7 や教室バージョン Finger Phonics Big Books 1–7

・2 文字一音が特にわかりやすくなる、触れて学ぶ Jolly Phonics Magnetic Letters

・学習した内容を壁に貼っておける各種ポスター

・習った綴りの読みだけで自分で読み解けるデコーダブルブックス

・一部コピー OK の教材を含む The Phonics Handbook

・教材を自作するときに便利な Resource CD

などをはじめとして、さまざまな教材が挙げられます。これらの一部のみですが、Jolly Learning 社の教材ページへのリンクを貼っておきます。

前述の通り、基本は「はじめてのジョリーフォニックス」ですので、ここで紹介した補助教材は最初から用意する必要はまったくありません。子どものようすを見ながら、またご自身の指導方法に合わせながら、効果がありそうな教材や面白そうな教材を少しずつ試しながら追加していけばいいのではと思います。

これらの補助教材については種類が多かったり使い方がわかりにくかったりすることもあります。私のトレーニングでもいくつか紹介しているものもありますので、そちらをご受講いただいたり、また日本での正規ディストリビューター(Jolly Learning 社教材の正規教材販売店)にご相談いただくのが良いのではないでしょうか。ディストリビューターは Jolly Learning 社の Stockists のサイト(https://www.jollylearning.co.uk/stockists-2/)から Japan を選択してください。2021 年 8 月末時点では、5 社+東京書籍、Amazon が登録されています。(私は教材の販売には関わっていません。)

Q:指導方法をしっかり学びたいと思ったら?

A:公認トレーナーのトレーニングを受講してみると良いと思います。

ティーチャーズブックを購入し、いざ指導を始めてみたのに、

●なぜかうまくいかない・・・。

●どこがポイントかわからずにしっくりと来ない・・・。

●子どもたちがいつまで経っても単語を読み書きできるようにならない・・・。

●できるようになる子もいるけど、ならない子もいる・・・。

●他の先生の評判ほど効果が出ているように思えない・・・。

こんなことを感じたら、ひょっとすると指導方法や指導内容、押さえなければいけないポイントなどについて何か大切なことを見落としているのかもしれません。そんなときには、ジョリーラーニング社公認トレーナーが開催しているトレーニングを受講してみてください。

トレーナーというのは trainer、つまり train(訓練する)+ er (人)のことで、「ジョリーフォニックスを使った読み書きの基礎の指導」について訓練を行える人を指します。つまり、学校や英語教室などでジョリーフォニックスを使って子どもたちを教える「先生」や「親御さん」に、その指導方法を教えるのが「トレーナー」です。

Jolly Learning 社が公認しているトレーナーは Jolly Learning 社の Find a Trainer のサイト(https://www.jollylearning.co.uk/training/traininginyourschool/)から Japan を選択してください。2021 年 8 月末時点では、私を含めた 9 名が日本でトレーナーとして活動しているようです。その「公認トレーナー」の開催するトレーニングを受講することをお勧めします。

Q:Jolly Learning 社が公認しているトレーナーって何?

A:ジョリーフォニックスの指導法を理解し、指導者をサポートする人たちです。

ジョリーフォニックスを使った読み書きの指導法を「トレーナー」と名乗って教えても良いですよ、と Jolly Learning 社に認められ、その理念を曲げずにトレーニングを継続的に行っている人を指します。前述の Jolly Learning 社の Find a Trainer のサイト(https://www.jollylearning.co.uk/training/traininginyourschool/)に顔写真付きで公示されています。ここに名前がなければ、その人は「トレーナー」ではありません。

小学校で英語の指導経験を積み、長年ジョリーフォニックスを使った(基本の綴り・同音異綴り・ひっかけ単語の)指導経験を持ち、かつそれを補助教員としてではなく主体となって週 5 日間「教室内」という環境で行い、ジョリーフォニックスの教材・その内容・使用方法・指導法・仕組みなどに精通し、さまざまな子どものつまずきとその理由や対処法などもしっかりと理解し、それに対応することができ、また結果を出し続け、Jolly Learning 社が提供するトレーニングを受講した人が Jolly Learning 社の認定チェックを受けて、その審査に合格してはじめてトレーナーになることができます。(詳しくは Become a official Jolly Trainer(https://www.jollylearning.co.uk/become-an-official-jolly-trainer/)参照)

トレーナーは Jolly Learning 社に雇われているわけではなく、その多くは小学校の先生や英語教室の先生が兼業という形で対応しています。(私もイギリスの小学校で勤務する傍ら、トレーナーとしても活動しています。)また、そのトレーニングの内容も外してはいけない部分(この部分だけでも丸 1 日では足りないと Jolly Phonics の生みの親が言っていました)はありますが、それ以外の部分は各トレーナーごとにさまざまな内容が補足されているはずです。このため、トレーナーが開催するトレーニングもさまざまな視点からバリエーションが生まれています。

ただその中心にあるのは、Jolly Learning 社もトレーナーも、みんな同じで

すべての子どもたちが英語の読み書きの基礎の技能を身につけられるよう、
ジョリーフォニックスで読み書きを指導するどんな人たちに対しても、
ジョリーフォニックスを使いこなせるためのサポートを行う

という 1 点に尽きると思います。この点をおろそかにしているトレーナーを見つけたら、トレーナー選定元の Jolly Learning 社(info@jollylearning.co.uk)にクレームを入れたりお問い合わせしたりすることをお勧めします。Jolly Learning 社はユーザーの声に耳を傾け、トレーナーへの指導や改善などの行動をとってくれるはずです。

Q:公認トレーナーのトレーニングを受講したほうがいいの? 公認トレーナーなら誰でもいいの?

A:公認トレーナーで、かつご自身に合ったトレーニングを開催しているトレーナーが良いと思います。

日本に限った話ではありませんが、最近、世界中でジョリーフォニックスのセミナーを公認トレーナーでない方が開催しているということが Jolly Learning 社や公認トレーナーの間でも話題にあがります。「トレーナーである」という詐称や著作権や知的財産権などの権利侵害があった場合には Jolly Learning 社が差し止めをすることもできるようですが、そうでない場合にはセミナーの内容に誤りがあってもどうしようもないとのことで、残念なことに質の悪いセミナーに参加して被害を受けたり、そこから誤った情報が広がってしまうことが問題となっています。中には教材やそのコピーを無断で違法に配布してしまったり、他人のトレーニングやセミナーなどの内容を無断で引用・改変した有料のトレーニングを開催したりする人もいるそうで、世界中で困った事態が多発しているようです。

こういったセミナーが広がって来ると

●誤った指導方法が広がり、実践してみたけれど成果が出ないというケースが増える。

●部分的な使い方のみが取り上げられ、誤解が広がったり、結局期待していた効果がでなくなってしまう。

●変なアレンジが行われ、特定の子どもたちのみに有効な指導方法になってしまう。

●違法教材が広まったり、違法コピーの拡散に協力することになってしまう。

●高額な費用を請求されたり、効力のない「指導許可証」のようなものが発行されたりする。

などといった結果に繋がってしまうことがあります。(実際そういう話も耳にしています。)

そういうことがなくても、もしかしたら公認トレーナーでなくてもジョリーフォニックスでの指導経験が長く、多くの子どもたちに指導した先生がいるかもしれません。しかし、その人がジョリーフォニックスについて正しく理解している保証はありません。もしかしたら我流・亜流での指導方法かもしれませんし、大切な指導ポイントを飛ばしているかもしれません。

公認トレーナーならば「ジョリーフォニックスを使った指導方法について熟知している」と Jolly Learning 社が判断していますし、トレーニングで指導する際にかならず含めなければならないポイントなども共通認識を持っています。トレーナー同士さまざまな意見交換をしたり、Jolly Learning 社からも常にさまざまな情報をアップデートしていたり、毎年トレーナーの世界会議で学んだり、また疑問が出た場合には直接作者に確認したりして研鑽を積んでいます。ですので、上記のような不具合を防ぐためにも、公認トレーナーによるトレーニングを受講されることをお勧めしています。

それでは公認トレーナーなら誰でも良いのでしょうか?これについては「誰でも良いわけではない」のかなと思います。例えば、「公立小学校の先生なら誰でも子どもたちにわかりやすく教えられるの?」ということを考えてみてください。これは、明らかに「いいえ」という答えになると思います。トレーナーも同じだと思います。多くの人にわかりやすく教えられるトレーナーもいれば、特定の生徒への効果的な指導についてとても詳しいトレーナーもいるでしょうし、質問されれば明確に答えられるというタイプのトレーナーもいるでしょう。ですので、トレーニングを受ける前に、そのトレーナーがどんなトレーニングを開催しているのかをしっかりと確認し、ご自身に合ったトレーニングを開催しているトレーナーを探してみることが重要だと思います。

まとめると、次のポイントを目安として考えていただくのが良いのかなと思います。

●公認トレーナーかどうか(Jolly Learning 社の web site でチェック)

●トレーニングの内容に 5 つの基本的な技能がすべて含まれているか

●「42 音と基本の綴り」「同音異綴り」「ひっかけ単語」が網羅されているか

●トレーニングの目的が「子どもたちに読み書きを身につけさせること」となっているか

●トレーニングの内容は引用元や参考文献などが明記されているか(主催者に確認が必要)

●配布物は違法コピーが含まれていないか(主催者に確認が必要)

●トレーニングの内容は自分の目的と合っているか

Q:トレーニングを受講するタイミングが合いません。

A:時間は「ある」ものだけでなく「作る」こともできます。受講が絶対必要と思うなら時間を作ることも考えてみましょう。

よく「今回は時間が合わないので」とおっしゃる方が多いのですが、毎日忙しいのもよくわかります。私も学校の仕事やプライベートのレッスン、各種仕事のメール処理や各種ミーティング、論文作成や各種資料づくりに加え、更にトレーニングやワークショップの計画や実施などで本当に毎日、空き時間がまったくないことが多々あります。

でもそんな中でも「このセミナーは子どもたちへの指導で絶対に必要になる」とか「このコースは今の私に足りない部分だからなんとか受講したい」とか、そんなふうに優先順位をつけて、そのための時間を作り出しています。ときには親御さんや子どもたちに事情を説明したり頭を下げたりして、ときには同僚に仕事を替わってもらったりして、またときにはお金を払って短期間だけ人を雇ったりして、そうしてなんとか時間をやりくりしています。もちろん、毎回うまく時間が作り出せるわけではありませんが、周りからの協力を得ながら、また逆の立場の場合には周りに協力しながら対応しています。

もしトレーニングに「時間が合わない」のであれば、自分の中での優先順位を考えた上で、もし必要なことだと思えたのならば、まずは自分で時間を作る、出来なければ周りと相談しながら時間を作る、それでも無理ならば別の時間の開催を打診してみたり個人向けの開催を依頼してみるなど、能動的に動くようにしてみると良いと思います。

最後に

ジョリーフォニックスは本当に子どもの視点に立ったプログラムだと思います。また、ほんとうの意味での「多感覚」(同時に複数の感覚器官を使うのではない)をうまく取り入れていると思います。素直に使えば結果が付いてきます。

しかし実際には「やってみたけれど、子どもたちが読み書きできるようにならない」という声をよく耳にします。それは殆どが指導者側の責任だと思うのです。指導する方が子どもたちを置いてきぼりにしないために、何を、なぜ、どうやって指導するかを理解しようとせず、または誤解してしまい、「指導者のやりやすいように勝手にまたは無意識に解釈を加えてしまう」ことが多々あるためです。なかなか単語が読めない子どもにどうやって支援していくのか、単語を聞いて書けない子にはどんな指導をしたらいいのか、公立の小学校のいっぱいいっぱいのカリキュラムの中にどうやって組み込んでいけば良いのか、そうした相談にもトレーナーは耳を傾け、アイデアを共有してくれるはず。

読み書きできるようになるためにはどんな技能が必要なのか。そしてその技能を子どもたちが身につけるために指導者はどんな指導を行えば良いのか。それをトレーナーは理解し、ジョリーフォニックスを教えたい!という方にトレーニングを提供しているはずです。

もし自分が受講したセミナーに納得できない場合は、まずはかならずそのトレーナーに話しをしてください。それでも改善が見られない場合や説明がおかしい場合には、メールで構いませんので Jolly Learning 社に伝えてみてください。Jolly Learning 社からそのトレーナーに指導が入ります。それでも改善しない場合は、トレーナーの資格が剥奪されることもあります。

子どもたちが自分の力で読み書きできるようになるために、子どもたちが笑顔になるために、そういった子どもたちを指導してくれる先生たちをサポートするために私たちジョリートレーナーがいるのです。トレーナーは英語の先生方の上に立つ存在ではなく、下から支えるためのサポート役であることを覚えておいてください。

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