フォニックスとは – シンセティック・フォニックス –

フォニックスとは

英語の『文字(綴り)と音の関係』やその教授法・学習法のことを『フォニックス』といいます。従来丸暗記に頼っていた英単語の綴りも、昨今ではフォニックスの技能を身につけることで、その暗記量を大幅に(7 割程度:注)減らすことができるようになっています。世界のさまざまな国で英語の「読み書き」の学習にフォニックスが用いられています。

*** 開隆堂出版株式会社の公開データ「英語指導資料 中学で学ぶ英単語 平成 24~27 年度版」を山下・村上で分析。

旧来のフォニックス

フォニックスにも幾つか種類があります。フォニックスが登場した当初は『アナリティック・フォニックス』というものが主流で、これは今現在もアメリカでは主要な教授法として使用されています。

しかし、英単語の正しい発音が身の周りに日常的にない非英語圏に住む非英語話者にとってはアナリティック・フォニックスの技能を身につけること自体が大変な苦労だったり、一方でたとえ英語話者であっても習得までに長い時間がかかってしまったりと、さまざまな課題がありました。

シンセティック・フォニックス

そういった中で近年イギリスなどで主流となっているのが『シンセティック・フォニックス』と呼ばれる別の種類のフォニックスです。

日本在住の日本語話者であっても『文字(綴り)と音の関係』を基礎から学んでいきますので、まったく英語を学んだことのない状態であっても数時間のレッスンが終わった段階からすぐに初見の単語が読め、聞いた単語が書けるようになっていきます。

ジョリーフォニックス

一口にシンセティック・フォニックスといっても、その教材には多種多様なものがあります。その中の1つが Jolly Learning(ジョリーラーニング)社から出版されている Jolly Phonics(ジョリーフォニックス)というシリーズの教材群です。

ジョリーフォニックスはシンセティック・フォニックスの草分け的な存在でもあり、シンセティック・フォニックスの技能を楽しく確実に身につけていくために系統だてて作り上げられた一連の教材群となっています。老若男女、英語の好き嫌い、英単語の知識の有無、発音の技能の有無、海外文化の知識の有無などといった点を問わないので、誰にでもすぐに学び始めることのできる教材と言えるかもしれません。学習障害(LD)などをお持ちの方にも非常に学習効果が高いこともさまざまな指導者の声として挙げられていますし、そもそも指導する先生が英語ができなくても教えることができるという事例も多く見られます。

もちろんジョリーフォニックス以外にもシンセティック・フォニックスの教材は数多くありますので、学習者に合った教材を指導者側が選択して使用するのがベストな方法であることは言うまでもありません。

シンセティック・フォニックスを学ぶ

シンセティック・フォニックスの技能を効果的に身につけるためには、教える側がシンセティック・フォニックスの基本的な部分をしっかりと理解し、導いていく必要があります。そのためには、次のようなポイントを押さえておくことが重要です。

●フォニックスとは何か? なぜフォニックスを学ぶのか?

●シンセティック・フォニックスとは何か? その長所は?

●ジョリーフォニックスとは何か? その指導法は?

●教えるときに外してはいけないポイントはどこか?

●どうやって基本技能を身につけていくのか?

●基本の 42 音、ひっかけ単語、同音異綴りの具体的な指導法は?

こういったことをしっかりと理解した上で指導していくことがとても大切だと思います。これらを理解せずに指導した結果、期待した効果が上がらなかった事例も多数報告されています。ご興味のある方はさまざまなトレーニングや勉強会も開催されていますので、そちらへのご参加もお考えください。次の方法で検索することができます。

a) ジョリーラーニング社の提供するオンラインコースで学ぶ。

b) ジョリーフォニックス公式トレーナーのセミナーを受講する。

ちなみに私(山下)も日本全国で頻繁にトレーニングを開催していますので、上の b) のページにもセミナーの予定は記載されています。詳しくはイベントカレンダーのページをご確認ください。

情報発信をする理由

少しでも多くの日本の子どもたちにシンセティック・フォニックスを身につけてほしい。英語の読み書きで、丸暗記とか何百回も書いて覚えるとか、そういう「意味のない苦労」なんて必要最小限にしてほしい。英語が話せなくたって、英語の発音ができなくたって、英語が苦手だって、お母さんたち自身が、小学校の先生が、英語の読み書きの基礎「シンセティック・フォニックス」を教えることはできるのだということを理解してほしい。そんな気持ちを込めて、シンセティック・フォニックスについての情報発信をしています。

このメディア上ではブログという形式での発信となりますが、少しずつ見やすい場になるように改良していくつもりでいるのです。微力ながら、私にできることを続けて行きたいと思っています。

Top