ジョリーフォニックストレーナーさんの授業を参観して(2)

さて今回は、先日もう一人の日本人のトレーナー 阿部先生とハワイ出身の Wilson 先生が教えてみえる学校(横須賀学院小学校)へお邪魔し、授業を拝見させていただいた際の素晴らしい体験をご紹介したいと思います。お二人は昨年トレーナーになられたばかりです。

私自身、イギリス在住ということもあり、なかなか日本にいらっしゃるトレーナーの方たちと会う機会がないのですが、先日横須賀学院小学校にお邪魔し、授業を拝見させていただきました。

阿部先生には、1 年生のフォニックスの授業を見学させていただきました。子どもたちは、すでに基本の 42 の文字の音を終了し、Pupil Book 2 で学んでいました。この日は、前時にディクテーションをした子どもたちがその単語を黒板に書き、みんなで確認するという授業でした。「間違えてもいいよ、それがみんなの勉強になるから」という阿部先生の言葉をしっかりと聞いて、黒板に sheep と書く子どもたちの姿に驚きました。そして、何よりもご指導されている阿部先生の的確な指示、表情、そして子どもへの愛情は胸にじ~んとくるものがありました。大人数を教えることは簡単なことではありません。それも元気いっぱいの 1 年生の子どもたちを、1 年かけて、これだけ指示を聞けるように育てることは並大抵のことではありません。

あとでお話をうかがい、読み書きができるようにするためには、この子たちをどういう子にしたいのかという阿部先生の熱い思いが伝わってきました。確固たる思いを持ってみえる熱い先生です(見た目はクールなんですが)。そんな思いをしっかりと受け止めている子どもたちは、普段は英語環境にいない 1 年生と思えないくらい、しっかりとセグメントする力がついていました。

Wilson 先生には 1 年生と 2 年生の授業を参観させていただきました。Wilson 先生はとても明るく、クラスの雰囲気も楽しく、かつ、子どもたちへの心配りが至るところで見られ、先生の細やかな配慮ある授業に、見ているほうもほっと安心できる・・・そんな素敵な先生です。

2 年生の授業では音の復習を中心に見ました。ペアワークで基本の 42 の文字の音を復習し、その後はその音を含む単語を自分たちで考える子どもたちに、フォニックス指導だけでなく英語のインプットがしっかり入っていると感心しました。

1 年生の授業では、tree という単語を子どもたちが chree とセグメントし(これはイギリスの子どもたちもよく間違えるのですが、私は日本の子どもたちが chree とセグメントしたことに感動!単語を暗記しているのではなく、音からセグメントしている証拠ですから)、これの何がおかしいかを子どもたちに考えさせていました。ある子は、同音異綴りを習っているので、最後の ee は y になる(Pupil Book 2 の P.2)と発言したり、ある子は、何か形が変だとつぶやいたり・・・。子どもたちがこうして単語一つに「どうしてだろう」と考える姿が素晴らしかったですね。こういうことを言える環境を作ってみえる先生に拍手!

授業後は、ブレンディングに躓く子どもの話、基本の 42 の文字の音の導入時期の話等も先生方のご実践と経験から伺うことができ、大変勉強になる機会を作ってくださったお二人の先生に感謝です。こんな素敵な先生方と一緒に、日本でジョリーフォニックスのトレーナーとして指導させていただけることに誇りを感じます。

現在は、日本人のトレーナーは阿部先生と私の二人ですが、日本語で相談したり、話したりできる仲間がいるのはとても心強いです。また、英語でも Wilson 先生をはじめ、April 先生とも情報交換ができるというのはやっぱりうれしいな。他のトレーナーの方ともお話をし、できれば授業やトレーニングにも参加させていただきたいと思っています。

ジョリーフォニックストレーナーとして、トレーニングをするたびに、私自身たくさんのことを学んでいます。そして、普段も子どもたちへの指導や躓く子どもへのアプローチなど勉強の毎日です。私にとって「子ども」や「トレーニングに参加してくださる先生方」が一番の先生。私の大切な「先生たち」から学んだことをトレーニングでどんどん還元していきたいと、阿部先生と Wilson 先生の授業を拝見して感じました。

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