Phonics Screening Check

イギリスの全小学校ではこの時期、Year 1 の子どもたちに Phonics Screening Check というテストが行われます。

イギリスでは現在、子どもたちの読み書きの力をつけさせるため、シンセティック・フォニックスが指導されています。2007 年には政府が Letters and Sounds という指標を出しており、シンプルな文字と音の関係の学習から複雑な綴りまで系統立てて指導するようになっています。

この Phonics Screening Check は Year 1 までに習得すべきフォニックスの力を測定するテストで、40 個の単語を読んで、そのレベルを見るものです。昨年までは 80%読めたら合格で、合格点に達しない子どもは、翌年もう一度テストを受けなければならないようになっていました。今年も多分、同じようになるのでは、と思われます。

さて、この読みの力を測定する単語には本物の単語以外に Pseudo Words という「本物でない単語」も読まなければいけません。単純に語彙の有無に関係なく「単語を読める力」を測るためです。例としてこんな単語があります。

capture-20160613-230058

こちらはイギリス政府、教育省 (Department for Education) の phonics screening check のサイトの中の Practice Sheet からです。一応、本物ではない単語には宇宙人のイラストが描かれています。これは、「あれ?こんな単語知らない・・」と不安に思う子どもも、「存在しない単語」とわかればほっとするためなのです。

イギリスでも 1980 年ごろまでは「丸暗記」に頼る方法で来ていましたが、これでは暗記のできない子どもには読み書きの力がつかない・・ということで、フォニックスが注目されるようになったのです。最初はアナリティック・フォニックスという手法でしたが、現在はイギリスではシンセティック・フォニックスになっています。英語の語彙がない子どもたちでも確実に英語の綴りと音の関係を学べるので、移民が多いイギリスではとても効果が上がっているフォニックスです。また、日本人にとっても非常にわかりやすい指導方法です。

過去の記事もよろしければ参考までに。
2012 年の記事 Year 1 phonics screening check (フォニックススクリーニングチェック)
2013 年の記事 フォニックス・スクリーニングチェック

【カテゴリ:シンセティック・フォニックス】ナビゲーション

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Top