大阪府の小学校でのジョリーフォニックス:実践記録

1年前に大阪府のとある教育委員会へ行き、ジョリーフォニックスについての研修を行いました。小学校の先生がすごく気に入ってくださり、昨年度から少しずつ試しに導入をし始めました。私が実際に学校へ行き、2年生と5年生に授業を行ったのですが、担任の先生がすぐに「やりたい!」と実施してくださるほど、とっつきやすいジョリーフォニックス。

年度も変わり、新しい校長先生になったので、ジョリーフォニックスがどこまで実践されるのか少し不安でしたが・・・。
ちゃんと実践してくださっています!
夏休みに帰国した際、そちらの小学校へ行き、様子を聞いてきたところ、「子どもたちの反応がとにかくいい」ということ。そのまま、2学期も実践を進めてくださっています。

授業は週に1回、朝の読書の時間10分で、一文字一音ずつ入れているそうです。
6つの文字と音が入ったら、ブレンディング(文字と文字をくっつけて読む練習)の時間を多くとり、9月に第2グループ(12の文字と音)が終了したため、10月の第1週目に45分授業を取って、ブレンディングの練習を行ったと連絡が来ました。
こちら、ブレンディングの練習にお勧めのカードです。昨年、紹介したものをちゃんと覚えていてくださり、担当の先生が作られました。さすが小学校の先生。

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この授業では3文字単語に絞り、ブレンディングを進めたそうです。子どもたちの感想:

・英語のべんきょうもできるし、遊べるからフォニックスは一石二鳥だと思いました。
・クイズなど動作が楽しくて、「もっとしたい」という気持ちがあります。これからもがんばります。
・「pan」って、ペンのことじゃなくフライパンなのがわかりました。
・インクやキャットやレッドがこんな文字ということが知れてよかった。
・aとeはまちがえることがあるとわかった。
・言葉を作るのが楽しかった。次も同じことを2時間(注:もう一時間?)したくなりました。
・英語がきらいだったけど、楽しかったからすきになった。
・今までならった文字をつなげると、いっぱい英語の言葉ができるんだなあと思いました。
・楽しかったことは、文字でたくさんの言葉をつくったことです。

私が子どもたちの感想を読んで感じたこと。
① 英語の勉強と遊びで「一石二鳥」って、3年生の言葉?ってなんだか笑えてしまいました。が、ここなんです。子どもって「おもしろい」だけで終わるのではなく、きちんと「勉強できること」がうれしいんです。勉強がいやになるのは、わからなくなってしまうから。そうなる前に、基礎の基礎を入れることが大切だと思います。

② 文字でたくさんの言葉を作ったことや、文字をつなげると英語の言葉できるという気づき。素晴らしいと思いませんか?英語というものが、文字⇒単語⇒フレーズ⇒文と段々と伸びていくことに結び付けられます。いきなり子どもは文章を話すことはできません。まずは音から入り、単語へ。次にここからどのようにフレーズ、文につなげていくかが課題になりますね。

③ よく聞く「インク、キャット、レッド」という単語がこういう文字だったんだ、ということがわかったとのこと。耳にしていたものが「読める」という喜び。きっとこの子はこれから英語の文字に興味がいくと思います。
子どもにはいろいろな学び方があり、耳からだけで入る子もいれば、文字と音とイラストがマッチングして初めて理解できる子もいます。文字が得意な子もいるので、そういう子どもに早い段階で「読む」という機会を与えることは必要なことだと感じました。

④ そして、今回、すごくうれしいのが、子どもがaとeを間違えることがあるという「間違えを気づく」ことができたこと。耳だけから入っていると、こうした「気づき」になかなか結び付かなく、文字と音が一緒になったから気が付いたことなんです。きっとこの子は、これからaとeの音に気を付けるようになります。

⑤ さすがジョリーフォニックス。子どもたちが飽きずにフォニックスを続けられる要因の一つが動作(アクション)です。「もっとしたい」と思えること・・・こうした「やりたい」という気持ちをまずは小学校の英語教育で育ててあげたいと思います。

英語が楽しいと思えるにはゲームや音楽、会話、読むなどいろいろなアプローチがあります。ジョリーフォニックスは「読み書き」を習得するプログラムです。これだけでコミュニケーションが取れるようになるとか、英語が話せるようになるわけではありません。文法や話す練習、聞く練習もどんどん取り入れて、万遍なく子どもたちに経験させていくことが大切です。ただ、子どもたちにとってそれぞれ「得意」とする分野があります。ただ「聞いて話してゲームして」だけではなく、読むことや書くことが得意な子のことも考えて、読み書きを小学校から入れていくことは大切なことだと思います。
また、中学校への移行をスムーズにするためにも「楽しく」フォニックスを取り入れられたら・・と考えています。特に、ジョリーフォニックスは英語が全くできないこの小学校の子どもたちも、単語が読めて書けるようにしていくのです。

こうした現場からの報告、とてもうれしいです!日本の小学校でもジョリーフォニックスが活用されている実践報告でした!(それも担任の先生が実践しているんです!)

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