Free school lunch と SFVS

2014年9月からイギリスでは infants (4-7歳児の児童) に給食が支給されるようになりました。今までは、親が生活保護を受けている、もしくは年間 £16,190 以下の収入の家庭のみ、給食が支給されていましたが、今年から、親を経済的に支援するため、幼児期にきちんと食事をとる習慣を身に付けるため、無償の給食の開始が決まったのです。
ただし、この無償の給食を食べても食べなくてもいいので、半分近くの子どもは packed lunch (お弁当) を持ってきています。また、学校が雇っている給食センターによってメニューはまちまちですが、給食自体は、ベジタリアンの子どもや宗教上、肉を食べられない子どもたちもいるため、数種類のメニューから選ぶことができます。そのため、こうした給食は「予約」をしなくてはなりません。

私が勤めている学校でも、夏休みの間に急遽「調理室」を設け、新学期の開始と同時に給食が始まりました。4歳の子どもたちもテーブルについて、フォークとナイフをきちんと持って食事をします。実は、この「フォークとナイフ」を使うことに関しても、いろいろ職員の間で話し合いがありました。
子どもたちが正しくフォークとナイフを使えないということが問題になったのですが、これを教えるのは親の役割なのではないか、という人がいました。が、私自身の経験でいえば、私は家でフォークナイフを使うわけではなく、正しく使えるかどうかも自信がありません。そこで、会議で「学校に来ている子どもの半分はイギリス人ではない学校で、親が子どもに正しく教えられるとは限らないのではないか」という話をしました。これを受けて、先日、子どもたちに正しいフォークとナイフの使い方を授業で行いました。
・・・これを見て思ったこと。「イギリス人の子どもでも正しく使えない」ということ。(日本でも箸を正しく持てない人が増えていますが、同じなんですね。)

さて、「食」の話題でもう一つついでにお話しておきます。

イギリスでは obesity (肥満)、や stroke (脳卒中)、heart deseas (心臓疾患) 、diabetes (糖尿病) が多く、野菜や果物を摂るように国を挙げてキャンペーンをしています。この一環で 5 a day DSCN2374(一日に5種類の野菜または果物を摂りましょう:白いタグについている緑色のロゴ) が推奨されています。そのため、infants の子どもたちには政府から「フルーツ」が毎日、一個ずつ支給されます。この制度を The School Fruit and Vegetable Scheme (SFVS) と言います。
どんな果物や野菜が出されるかというと

・リンゴ apples
・洋ナシ pears
・柑橘類 soft citrus (ミカン)
・ニンジン carrots
・ミニトマト cocktail tomatoes
・スナップ豆 snap peas (さやの中にある豆を生のまま食べます)
・イチゴ strawberries
・レーズン raisens
など。

さてさて、私が見ていて、イギリスらしいなぁと思うのが、リンゴも洋ナシも1個のまま渡されること。もちろん、学校によっては先生が半分にカットしてあげるのですが、たいていは丸ごと一個渡され、子どもたちもそのままかじります(ジョリーフォニックスの a のイラストそのまま)。a2 001これがイギリスでは普通なのですが、私は初めて見たとき「お行儀悪い!」と思ってしまいました。今では丸ごと食べる姿を見るのも慣れましたが、ひとつ問題が・・・
この年齢の子どもって歯が生え変わるときなんですよね・・・。前歯がなくって、かじれない~~~という子どもも多く、ちょっと工夫してあげないと、せっかくのこのスキームも意味がないような気がします。

【カテゴリ:一日の流れ】ナビゲーション

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