人事異動

子どもの学校生活には直接関係ありませんが、日本では人事異動の季節になり、先生の異動も気になるところだと思うので、今日はイギリスの学校での人事についてのお話し。
日本では教員は公務員なので、異動に関しては自分の意志で行うことができません。
しかし、イギリスでは教員の採用は、その学校独自に行われるものであり、教育委員会も市も県も一切関わりません。つまり、年度が変わる時に日本のような人事異動はないのです。
でも、先生の入れ替わりはあります。では、どうやって先生が変わっていくかと言うと・・・。学校単位で先生やティーチング・アシスタントやスタッフの募集を行い、学校単位で採用して雇うのです!
例えば、Year 1 の先生が一人、maternity leave (出産育児休暇) で一年、お休みすることになったとします。すると、その学校が同じ市内の学校宛てに「一年間の期間限定の Year 1 の先生を募集」と求人広告を出します。もし応募者が少ないようだったら、市の website や新聞に同じ内容で求人広告を出します。それで集まった応募者の中から一次審査 (書類選考) を行い候補者を選出し、二次審査 (面接) を行って、採用を決めます。
retirement (退職) や 引っ越し、病気などで学校を辞めたり、転勤する先生もいるので、わりと頻繁に異動がありますし、学期の途中でも先生やティーチング・アシスタントの募集をするのです。
学級担任やティーチング・アシスタント、サポートスタッフなどは、校長面接 (二次審査) で採用を決めるのですが、さすがに headteacher (校長) や deputy head (副校長) を募集する時には、審査は Governors (ガバナー:詳しくはコチラ) と校長の面接になります。
私が今まで経験した限りでは、校長採用の場合は、一日、子どもたちに assembly (アセンブリー:集会) を開いたり、クラスを回ったりして、学校で校長として「仮勤務」し、もう一日は、ガバナーや先生と話をする機会を設けて、最終的にはガバナーが決定をくだしました。
副校長採用の場合は、候補者の三人が一日学校で過ごし、先生やスタッフたちと話をしたり、ガバナーとミーティングをしたりして、最終的には校長とガバナーが決定をしました。
こうして学校の人事が決まっていくのです。
逆に言えば、先生は自分が希望を出さなければ、ずっとそのままその学校にいられるというわけなのです。私が勤務している学校にも、20年以上ずっと働いている先生が数人います。また、半分近くの先生やスタッフは10年以上変わっていません。みんな変わりたがらないということは居心地がいいということなんですが、ある意味、マンネリ化してしまいそれもどうかな・・・と感じることもあります。と言いつつ、私ももうすぐ10年となります・・・。
日本では考えられない人事ですよね。

【全記事】ナビゲーション
【カテゴリ:学校の設備と働く人】ナビゲーション

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Top