授業の様子

イギリスの学校で働いていると、日本の学校の様子との違いにいろいろと驚かされます。その中で一番驚いたものの一つが、子どもたちが授業中に教室を出たり入ったりすること。授業中にふらっと子どもが一人、また一人と 5 分間ほどいなくなったり、時にはグループで 20 分間ほどいなくなったり・・・。「何で授業中にいなくなるわけ?一体どこに行っているわけ?」と不思議に思っていました。
ふらっと出て行く、と言っても学級崩壊でも何でもなくて、実はわけがあったのです。
一人で出て行った子どもは、実は遊んでいるわけではなく、Teaching assistant (TA: ティーチングアシスタント:教員の補助スタッフ) に呼びだされて、一緒に本を読んだり、キーワードをやったり、算数の九九の練習をしたりしているんです。子どもによってはパソコンで算数の補習をしたり、英語の勉強をしたりする子もいます。TA は誰が何をしたのかをきちんと記録しているので、全員同じようにリーディングや九九などを見てもらえるわけです。
では、グループでいなくなった時は、何をしているかと言うと・・・。
特別教室というものがイギリスの学校にはないので (詳しくは校内の場所その2 をご覧ください) 、広くもない shared area (シェアードエリア:他のクラスと一緒に共同作業する場所) で、数人のグループで図工をしたり、理科の実験をしたりしているのです。こういう作業や実験は、学校に器具や設備が整っていないことが多く、クラス全員で一斉に行うことが難しいため、英語や算数以外 (体育とか音楽とかトピック学習など) の授業中に少人数ずつ子どもを呼んで、その小グループごとに行っているというわけです。
また、英語や算数の授業であっても、TA がグループ指導をするためにシェアードエリアへ行かせたり、私のように英語を母国語としない子どもたちを英語の授業中にシェアードエリアに呼んで一緒に英語の勉強をしたりすることもあります。

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一対一のリーディングをしているところ。

学校によってはシェアードエリアがないところもあります。そういう学校では、広めに作られた教室の隅をシェアードエリアと同じように使って、そこでリーディングをしたり、絵を描いたりするようです。

【カテゴリ:一日の流れ】ナビゲーション

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